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新型コロナ感染者多数、吉田麻也所属のサンプドリア「練習再開で陽性に戻った選手も」指揮官が明かす

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サンプドリアのクラウディオ・ラニエリ監督

 サンプドリアの指揮官クラウディオ・ラニエリが13日、イタリア国営放送『Rai』のラジオ番組『ラディオ・アンキオ・スポルト』に出演し、チームや今後のセリエAについて自身の見解を示した。

 新型コロナウイルスが世界的に猛威を振るうなか、日本代表DF吉田麻也が期限付きで加入しているサンプドリアではFWマノーロ・ガッビアディーニら所属選手7人およびチームドクターの感染が確認された。指揮官のラニエリは改めてその時の様子を明かした。

「一人また一人と具合が悪くなる選手が出てきて、その知らせは本当につらいものだった。しかし日数が経つにつれて、選手たちの声が力強くなり、元気になっていくのが感じられた。それが非常に重要だった。個人差はあるが、全員回復している」

 イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラビーナ会長は5月上旬のリーグの再開を示唆したが、ラニエリは自身の考えを問われると持論を展開した。

「可能かどうか医師でない私には分からない。医師が責任のある回答をするべきだ。選手たちはF1のマシーンのように全速力でプレーしなければならない。選手たちはプレーして大丈夫なのかと。私の選手の中には、陰性になり少しずつ自宅でトレーニングを始めたらまた陽性に戻った者もいるので、慎重になるべきだ。リーグが再開できるというならそれで構わない。1週間に3試合行うというならそれで構わないが、それなら選手のストレスを軽減し、回復できるように、1試合5人までの交代枠を認めるべきだ」

 仮にリーグ再開にこぎつけたとしても、サンプドリア指揮官はこれまで通りのようには行かないと考えている。

「結果は変わる可能性がある。1カ月以上も活動が停止すると、上手く再スタートできる者もいれば、できない者もいる。通常通りの開催ができていないだけに、もはやカンピオナートは別物になってしまうだろう。それでも優勝や残留を懸けてピッチで決着をつけることは公平だと思う」

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