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“修理屋”ラニエリ最大の挑戦とは「レスターでのプレミア制覇以上だった」

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指揮官クラウディオ・ラニエリが監督人生を振り返る

 サンプドリアの指揮官クラウディオ・ラニエリがこれまでの監督人生を振り返っている。16日、イタリア『スカイスポーツ』が伝えた。

 “修理屋”の異名を持つラニエリ監督の偉業として記憶に新しいのは、2015-16シーズンにレスター・シティで成し遂げたプレミアリーグ制覇だ。奇跡を起こした名将として語られるラニエリだが、本人はそれ以上の困難として07-08シーズンのパルマでの監督生活を挙げている。

 カリアリで本格的な指揮官デビューを果たしたラニエリは、それ以降にナポリ、フィオレンティーナ、バレンシア、アトレティコ・マドリー、チェルシー、ユベントス、ローマ、インテルとビッグクラブを渡り歩いた。68歳の名将はその中での後悔を語る。

「(03-04シーズンの)バレンシアはリーガ制覇とUEFAカップ優勝を達成していたが、それを繰り返す戦力はなかったようだ。翌シーズンに私を再び招へいしたが、成績不振でシーズン途中に解任されたよ。動揺の中で監督業を1年間休んだ。その後にパルマから連絡があったんだ」

「妻はその仕事を受けるように説得してきた。2月の就任時にパルマは降格圏内の18位にいたが、そこから残留に成功した。あれはレスター・シティでのプレミアリーグ制覇よりもさらに困難な仕事だったよ」

 シーズン真っ只中の07年2月中旬にチームに合流したラニエリだが、まともな交流もテストもなく、そのまま実戦に投げ込まれたという。しかし同時期に加入したジュゼッペ・ロッシなどの活躍により、パルマは快進撃。18位から12位に順位を上げて残留を勝ち取った。

 指揮官は困難な中で掴んだ最高の思い出を回顧。「若者たちは素晴らしく、私が要求したことを実践してくれた。パルマのファンのこともいつだって思い出しているよ」。

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