プレミアリーグに2019-20シーズン打ち切りや無効にする意思はなく、シーズン完結の目標に揺るぎはないようだ。

　世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けるフットボール界。プレミアリーグでは、3月13日にシーズンの中断が発表され、この惨事の終息の目途が立たない中、リーグ戦の無期限延期が発表されていた。

　プレミアリーグの今季は、延期分のマンチェスター・シティ対アーセナル、アストン・ビラ対シェフィールド・ユナイテッドに加え、第30節から最終節までの92試合が残されている。リーグ戦の再開に懐疑的な意見も出始める中、プレミアリーグのクラブは17日にビデオ会議を行い、再開時期、終了時期を未定とするも、シーズン完結の目標に揺るぎがないことを再確認したようだ。

「他のビジネスや産業と同様に、プレミアリーグとクラブは複雑に計画された複数のシナリオを通じて再開に向けて取り組んでいる。安全が確保され、政府から全面的な支持を得た段階でリーグ戦を再開することが我々の目標であることを改めて強調する。選手、コーチ、クラブスタッフ、そしてサポーターの健康と幸福が我々の最優先事項であり、メディカルガイダンスにより許可された時のみリーグを再開する」

「本日の会議で考えられる日程について協議する機会があった。2019-20シーズン完結が我々の目標であることに変わりないが、COVID-19の感染拡大が続く間、すべての日程は暫定的なものだ」

　現状を受け、再開された場合でも無観客で試合を開催されることが濃厚であり、6月や7月、8月にリーグ戦を再スタートする案がこの日の会議で各クラブに提示されたようだ。

　なお、当初は6月30日の今季完結を目標に掲げていた欧州サッカー連盟(UEFA)は先日、チャンピオンズリーグ決勝を8月29日に設定するなど、期限を8月末にまで伸ばすことが明らかになっていた。

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