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ロベカルが明かす“難敵相手”のCL決勝前夜「誰も眠れず、みんなで朝4時にロビーで話をしていた」

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レアル・マドリーで活躍したロベルト・カルロス

 現役時代にレアル・マドリーで活躍した元ブラジル代表DFのロベルト・カルロス氏が1997-98シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝前夜のエピソードを明かした。スペイン『アス』が伝えている。

 先月、レアルで会長を務めたロレンソ・サンス氏が新型コロナウイルスに感染し、76歳で死去した。サンス氏の会長時代にレアルへ移籍したR・カルロス氏は、同氏に関するインタビューで「私をクラブに連れてきたのは彼だった。ロレンソとの思い出だけで私は笑顔になる」と振り返るとともに、悲願の欧州CL制覇を果たしたシーズンについて語っている。

 レアルが32年ぶりにビッグイヤーを獲得したのは、R・カルロス氏が加入して2年目の1997-98シーズンだった。相手はファイナルの常連だったユベントス。当時はジネディーヌ・ジダン氏(現レアル監督)が敵の司令塔だった。

 R・カルロス氏は「あのシーズンはリーグ戦で苦しんでいた。ユーベは3年連続で決勝進出を果たしていたね。我々は本命とは見られずに試合に臨むことができた。決勝戦の前夜は誰も眠れなかったんだ。いつもは22時に就寝していたが、その日は早朝4時にロビーに座ってお互いの話をしていたよ。我々は恐れてはいなかったが、ユベントスを非常にリスペクトしていた」と決勝前のエピソードを告白している。

 決勝はオランダのアムステルダムで開催された。レアルはユベントスの攻撃をしのぎ、後半21分に奪ったプレドラグ・ミヤトビッチ氏の1点を守り抜いて1-0の完封勝利。32年ぶり7回目の優勝を飾った。

 R・カルロス氏は「あの決勝戦で我々はとても良くやった。ユーベは何度もチャンスを作っていたが、1-0で勝利した。あの試合はクオリティーだけでなく、モチベーションでも勝てたんだ。彼らよりも我々の方が飢えていた」と勝因を語っている。

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