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柴崎岳がブログで語る“2人の天才”「鹿島に多くの恩恵をもたらした」

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MF柴崎岳が鹿島時代の“2人の天才”について語る

 デポルティボに所属するMF柴崎岳は19日、自身のブログ(https://note.com/gakushibasaki/n/nf3c29249acea)を更新。鹿島アントラーズ時代に遭遇した2人の天才について語っている。

 柴崎は岩政大樹氏が手掛けている「PITCH LEVEL ラボ」内の動画コンテンツを視聴。動画では岩政がMF本山雅志、MF野沢拓也をゲストで招き、“2人の天才”として紹介した。柴崎は岩政が形容した“2人の天才”という名称に「全くもってその通り」と同意している。

 本山は1998年から2015年まで、野沢は99年から11年、13年と14年まで鹿島でプレー。柴崎は11年から16年まで在籍していたため、両選手とともに鹿島での時間を過ごした。柴崎は「タイプは違えど、彼らのプレーは普段の練習から試合に至るまで、人を惹きつけ、感情を揺さぶるものでした」と両選手を説明。さらに特質的な点を挙げる。

「そして両者とも素晴らしい点は、そのプレーによって幾度となくチームにタイトルをもたらしていた事です。つまり、勝利の為のプレーをしていました。二人のパーソナリティもまた、鹿島アントラーズに多くの恩恵をもたらしていたと思います」

 さらに柴崎は両選手に通じたプレー面での優れた点も語る。一つ目は「相手の逆を取り続けるリアクション能力」。柴崎は「攻撃時、特にアタッキングゾーンでのギリギリまで相手を見てプレーを変更する能力と変更した判断の質・プレーの精度が2人とも高いです」と評価する。「彼らのプレーは度々、若手の僕の意表を突きました。2人はそのプレーの成功率が異常に高いのが他の選手と違いを生んでいました」と当時を振り返り、「ジャンケンをして相手に分からない様に後出しジャンケンして勝つリアクション能力が彼らが天才たる所以です」と表現した。

 2選手の優れた点として二つ目に挙げたのは「空間認識力」。柴崎は「“ボール、味方、相手、スペース”を『空間で包み込む』様に認識して、得た情報を掛け合わせて、最適だと思った判断をその場で下していく」と空間認識力を表現。その上で「彼らのゴール直結プレー成功率の高さの裏側には、基本技術のレベルが大きく関係しています」と語り、「『基本技術が大事』という言葉が出てくるあたり、全てのベースがそこにある事を示しています」と見解を述べた。

 柴崎は最後に「そして、2人の天才へ」と2選手との思い出を語る。

「いつかのアウェイ・マリノス戦に僕が出したタクさんへのスルーパスを変態ボレーで決めてくれた事。プロ1年目のナビスコカップ準決勝でモトさんらしさの詰まったスルーパスを僕にくれた事。この2つは、僕の一生の宝物です」

 岩政氏は自身のツイッターで柴崎のブログ更新に反応。「PITCH LEVELラボ」の次回の対談企画のゲストがその柴崎であることを明かしている。

岩政氏の「PITCH LEVELラボ」Youtube動画が一部公開中
https://youtu.be/zCIBUXr8lfg

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