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トッティ氏が告白「涙してしまうからローマの練習場には入れない。死んだ方がマシ」

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フランチェスコ・トッティ

 元イタリア代表FWのフランチェスコ・トッティ氏が、インスタグラム上で元同僚のルカ・トーニ氏と対談し、自身のエピソードなどを明かした。

 1989年にローマの下部組織に入団して以降、キャリアを通じてローマ一筋でプレーしてきたトッティ氏。2017年の引退後も幹部としてクラブに貢献してきたが、首脳陣らとの衝突もあり、昨夏に慣れ親しんだ環境を離れた。

 現在はローマの下部組織に所属する15歳の長男クリスティアン君の送り迎えのために、練習場のトリゴリアに足を運ぶトッティ氏だが、元同僚であるトーニ氏に対し自身の胸の内を明かした。

「こんな感じである限り、トリゴリアにも入りたくない。クリスティアンを練習に連れて行く時は、中に入らないどころか、車の中から出ないこともある。30年間にわたって私の家であった場所を見ると、涙が出てきてしまう。中にいる友人たちには会いたくなる。たまに向こうから挨拶に出てきてくれることもあるが、私は絶対に中に入らない。クリスティアンから中に入るよう頼まれるが、私にはまだ早い。正直、死んだ方がマシなくらいだよ」

 続いてトッティ氏は、自身の現役引退に至る経緯を振り返り、悔しさをにじませた。

「私が決めていいと言われていたのだが、一転して『君はもういらない』と言われた。私は別に毎試合、出場したかったわけでもない。ただチームの一員でありたかった。必要な時にたまに10分くらいプレーできれば良かった。ローマの力になりたかったからね。私は常に自分の持てる力のすべてを捧げてきたのだが、他の者に進退を決められてしまった」

 またローマのレジェンドは、セリエAで最強の背番号10番のファンタジスタを問われると、ユベントスのFWパウロ・ディバラを挙げた。「出場機会は少ないが周りのメンバーを見たか? リスペクトを込めて言うが、宇宙人だらけだからね」と述べた。

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