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ルカク「25人中23人が咳と発熱を訴えて…」昨年末時点で体調不良者続出だったと告白

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 インテルのベルギー代表FWロメル・ルカクが、2019年年末時点でチームの大多数が体調を崩し、咳と発熱を訴えていたことを明らかにしている。

 ルカクは同胞FWドリエス・メルテンスの妻であり、ベルギーのTVタレントであるカト・カークホフスとの『Instagram』ライブ機能を通じて「25人中23人ものプレーヤーが病気だった」と語っている。

「12月にクリスマス休暇が1週間ほどあって、当時チームの25人中23人が咳と発熱を訴えていた。まともに試合をするのも難しかったんだよ。それ以降もチームの状況はおかしかったね。とりわけラジャ・ナインゴランのいるカリアリと戦った試合(1月26日/1-1)が顕著だった」

「その時、DFの一人(ミラン・シュクリニアル)は先発したのに20分もピッチに立つことができず、あまりに具合が悪いのですぐに交代となった」

「当時、チームでは誰もが咳き込み、熱を出していた。ウォーミングアップをするといつもよりすぐ暑くなってね。その時まで僕は何年も発熱を経験していなかった。あの時の体験は明らかに不自然だったよ。当時は新型コロナウイルスの検査なんてなかったし、それが該当するのかどうかは分からないが……」

 ルカクによると、年末年始はチーム内で大半の選手が体調を崩していた模様。そして迎えた1月26日、開催されたインテルvsカリアリの一戦でも体調不良だった選手がいたようだ。新型コロナウイルスとの因果関係は不明だが、イタリアでこの感染症が初めて確認されたのは、それから約1カ月後の2月21日とされている。

 一方で新型コロナウイルスの感染拡大が広まったのは、中国の春節に伴い同国の観光客が世界各地を訪れていたからと指摘する声もある。中国・武漢が最初に封鎖されたのは1月23日のこと。2020年の春節による中国での休暇は1月24日~30日までとなり、この間に多くの中国人観光客がイタリアを訪れていた。

 ルカクが話した時期は新型コロナウイルスが問題化するよりも前となるが、イタリア一部メディアは、「インテルの選手たちが体調不良だったことについて、新型コロナウイルスの感染だったのかどうかは今後血液検査をした時に抗体が確認されれば、すでにCOVID-19に感染していたことになる」と伝えている。

 ミラノがあるイタリア北部のロンバルディア州は新型コロナウイルスの感染が深刻化している地域。12月~1月時点でイタリアでの感染者はいなかったと見る向きもあるが、インテルの選手たちが続々と体調を崩していた事実から、さまざまな憶測が浮上しているようだ。

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