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eスポーツで戦い抜いた岡崎慎司「怖かったです」、国際親善試合を1勝2敗で終える

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FW岡崎慎司がeスポーツ大会に挑む

 サッカーゲーム「FIFA 20」を使用したeスポーツの国際親善試合「StayAndPlay eFriendlies」の最終日が24日に行われた。日本代表はシンガポール代表と対戦。第2戦ではウエスカFW岡崎慎司が0ー4で敗れ、第1戦(△0-0)と合わせ、日本は2戦合計0ー4で敗れた。この結果により、日本は優勝を果たすことはできなかった。

 家の中でサッカーを楽しむという趣旨のもとで開催が決定した今大会。アジア4か国の日本、マレーシア、チャイニーズ・タイペイ、シンガポールによる総当たり戦で順位を決めていく。各国のサッカーe代表選手と現役のサッカー選手や著名人がタッグを組んで、日本はサッカーe日本代表のWeb Nasri(ウェブ・ナスリ/鹿島アントラーズ所属)と岡崎が参戦。2位日本が優勝するためには首位シンガポールに5点差の勝利が必要という状況で、第1戦のナスリは0-0で試合を終えていた。

 第2戦の岡崎は所属クラブのウエスカを操り、相手はマンチェスター・ユナイテッドを使用。総合値85という均一化モードのため能力自体に差はないが、岡崎は前半8分に失点。FWアンヘル・ゴメスにPA中央を抜けられ、豪快に決められてしまう。

 岡崎は失点後も大きく取り乱すことなく、冷静に守備から試合を組み立てる。しかし前半36分、FWメイソン・グリーンウッドにカウンターを沈められて2失点目。岡崎は前半にシュートを打つことができず、0-2で後半に折り返した。

 さらに岡崎は後半13分にも自陣を崩されて失点。さらに同37分にはグリーンウッドにダメ押しの4点目を食らう。岡崎が操るウエスカはそのまま0-4で敗れた。これの結果により、日本は2戦合計0-4でシンガポールに敗戦。首位奪還を果たすことができなかった。

 試合後のオンラインインタビューでは「ただただ、怖かったです」と振り返る。「向こうも公式戦だから慎重に戦っていたのでイケるかなと思ったんですけど、やっぱり隙がないというのと、隙を見せたときにゴールを決めてくるのが0-4に現れている」と悔しさを滲ませた。

 岡崎は1勝2敗で今大会終了。eスポーツ大会を振り返り、「集中力とか精神力の戦いになるし、コントローラーだけなので指を動かすという、スポーツとは違ったストレスがかかるので、どうやってトレーニングしているのか気になる。そういう世界の人たちの凄さがわかりました」と新たなスポーツ体験について感想を伝えた。

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