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マスクがズレたら中断? 15分ごとに交換? 再開目指すブンデス、仰天コロナ対策浮上

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ブンデスリーガ再開なら選手はプレー中にマスク装着?

 ブンデスリーガは無観客で5月9日の再開を目指しているが、新型コロナウイルス対策として、選手がマスクを着用してピッチに立つ可能性が浮上している。英『ミラー』が伝えた。

 新型コロナウイルスのパンデミックにより、欧州の主要リーグはすべて中断している。ドイツ国内でも5000人を超える死者が出ているが、感染者に対する致死率が各国に比べて圧倒的に低く、医療環境が整っていることから、欧州で最速となるリーグ再開が見込まれている。

 ブンデスリーガが5月9日に再開する場合、プレー中の選手と審判員にマスク着用を義務付ける方針が打ち出されていることが分かった。独『シュピーゲル』が入手した連邦労働社会省のガイドラインによると、「スプリント、ヘディング、競り合い」の際に落下しないような「スポーツに適した口鼻ガード」の装着が求められるようだ。

 資料には「マスクが“ズレた”場合、試合はすぐに中断する」「選手は試合中にマスクに手で触れないように義務付けられる」といった記載がある。試合中は激しい呼吸量で湿ったマスクが劣化するため、「最低15分ごとに試合を止めて、マスクを新しいものに交換する」ことも提案されている。マスク交換時には「選手同士が1.5メートルの距離を取る」必要があるほか、ゴール後の抱擁も禁止されるようだ。

 連邦労働社会省が作成中のガイドラインはこのまま採用されるわけではなく、再開までに精査されることになるようだ。ブンデスリーガは再開前に約1100人の選手全員に対して新型コロナウイルスの検査を行い、厳しい衛生上の予防措置が講じられる。

 ブンデスリーガのクリスティアン・ザイフェルトCEOは「5月9日から無観客で再開する準備はできている。ただ再開できるかどうかを決める責任は私たちにない。政治機関が決定する」と言及していた。今月30日にアンゲラ・メルケル首相が州知事会議にて判断を下す。

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