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チェルシーのコロナ対策は「政府補助に頼らない」サポーターの旅費も補償へ

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 チェルシーは25日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けても、職員の一時帰休や給与支給の先送り措置を行わない方針を公表した。「政府による賃金補助に頼ることなく、また解雇や支払い延期することもなく、100%の給与を払い続ける」としている。

 クラブは同日、公式サイトで声明を発表。「オーナーのロマン・アブラモビッチ氏が主導し、クラブ役員はスタッフへの給与支払いを始め、ファン・コミュニティに向けてさまざまな活動を行っています」とし、新型コロナウイルスへの対応策を伝えた。

 まずスタッフに関しては政府の財政支援を受けることなく、自前で給与を支払う方向性を固めた。さらに試合日のみ稼働するパートタイムのスタッフに対しても、試合が通常どおりに行われたことを前提とし、6月30日まで給与を支払い続けるという。

 またサポーターが保持するシーズンチケットに関しては、無観客試合や中止となった試合分を返還する予定。加えてバイエルン戦が延期となっていたUEFAチャンピオンズリーグに関しては、ミュンヘンに渡航予定で航空券などの払い戻しを受けられなかった人に向け、最大350ポンド(約46,500円)を支援するスキームも登場した。

 選手たちは個人でのチャリティー活動に加えて、クラブを通じてコミュニティ支援を行っている。なかでも代表的なのは医療支援。クラブはNHS(国民保健サービス)に対して128室の宿泊施設を提供し、81,000食の食糧支援も行うなど、さまざまな形で医療従事者を支えているようだ。そのためクラブは給与の削減を行わない方針だ。

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