beacon

元レアルDFが語るジダンの引退秘話…「彼は破格の契約延長オファーに『もういいです』と言った」

このエントリーをはてなブックマークに追加

現役時代のジネディーヌ・ジダン監督

 2006~07年にレアル・マドリーに在籍した元ブラジル代表DFシシーニョ氏が、現在チームを率いるジネディーヌ・ジダン監督の現役引退の際のエピソードを明かしている。

 2005-06シーズンに現役を引退したジダン監督だが、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長から、当時にしては巨額の契約延長オファーを受けていたという。シシーニョ氏は『ESPN』とのインタビューで、次のように語った。

「ジダンのマドリー最後の試合はとても感動的だったね。それは僕たちにとっても同じだった。一つの伝説がフットボールに別れを告げたんだから」

「その試合の直後、フロレンティーノ・ペレスがロッカールームに入ってきて、選手一人ひとりをねぎらった。そのときの出来事は忘れられないよ。ロビーニョが『会長、ジズーは年俸650万ユーロの2年契約を結べるなら、プレーをやめないらしいですよ』と冗談を言ったんだ。全員が笑っていたけど、フロレンティーノは真剣な表情でこう返した。『もし本当に望んでいるのならば、今すぐにでもサインする契約書を用意しよう』。するとジダンは少し考え、彼のことを見て「いやいや、もうこれ以上はいいです」と語ったんだよ」

 シシーニョ氏はまた、ジダン監督が現役時代から指導者の顔を持ち合わせていたとの見解も述べている。

「ジズーはオーケストラの指揮者だった。僕たちのポジション取りをいつも助けてくれたね。彼は試合前、全員に指示を送っていたんだ。ピッチ上の監督だったと言っても差し支えない。フロレンティーノはいつも、ジズーがスーツを着てプレーしていると言っていた。そのピッチ上でのエレガントな振る舞いからね。いや、彼は汗だってかいていなかったんだ! そのプレーを見るのは、本当に素晴らしいことだった」

●リーガ・エスパニョーラ2019-20特集
●久保建英の試合はDAZNで!!いまなら初月無料!!
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP