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ブラインドサッカー協会が「オンラインブラサカ親子広場」を今月内に6回開催へ

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提供:日本ブラインドサッカー協会

 日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は2日、小学生から高校生の視覚障がいのある児童・生徒とそのご家族を対象とした「オンラインブラサカ親子広場」の第1回を開催した。

 このプログラムは、社会で活躍されている視覚障がい者の方や、ブラインドサッカーに関わる方をゲストとして招き、これまでの生い立ちやゲスト自身の仕事・活動について講演をしていただき、参加者からの疑問や質問にも答えてもらうオンラインプログラムだ。

 本プログラム実施の背景には、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、外出自粛が続いていること、学校が休校、JBFAアカデミー事業「ブラサカ・キッズトレーニング」の中止が続いていることなど、視覚障がい児を取り巻く環境の変化があります。集団生活や社会との接点が減少することによって、成長機会の損失や、モチベーションの低下など、様々な問題が引き起こされており、JBFAでは、それらの課題を解決する手段の一つとして、「新しい知識との出会いの提供」「将来像との出会いの提供」「自立した人間への第一歩」という3つのテーマを、実施目的として掲げ、オンラインで自宅から安全に参加していただけるプログラムを作成した。

 この日行われた第1回は「盲学校の先生のお仕事〜マッサージ編〜」と題し、ゲストに森岡健一氏(弱視/神戸市立盲学校)、今嶋義幸氏(全盲/神戸市立盲学校)の2人を招き、講演および質疑応答が行われた。

 定員20人のところ、16人が参加。ゲスト2人の仕事であるマッサージ系の職業は視覚障がい者にとってとても身近だということもあり、参加者がリアルに感じながら話に聞き入っていた。参加者の親からも質問が出るなど、家族で将来を考える機会になった模様だ。

 現時点では、5月末まで全6回の開催を予定しており、第2回は4日、第3回は6日となっている。希望者は開催前日の正午までに手続きが必要。第3回までの講義内容詳細および、参加申し込みの方法は以下の通りとなっている。

<第2回>5月4日(月・祝)16:00〜16:45
・テーマ:エンジョイライフ〜楽しく生きやな損〜
・ゲスト:松本義和氏(全盲/2000年シドニーパラリンピック柔道100kg級銅メダル)
・内容:20歳で失明し、そこから行動面や精神面でどんな変化があったか?視覚障害がい者として日々不便や不自由を感じつつも、いかにそれらを克服し、自らの人生を楽しく生活しているか。

<第3回>5月6日(水・祝)16:00〜16:45
・テーマ:見えないからこそ伝えられること
・ゲスト:原口淳氏(全盲/株式会社ミライロ)
・内容:障がい、弱み、苦手なこと、コンプレックスは誰しもが持っているもの。それらのバリアをバリュー(価値)に変える取組みについて

【参加申込概要(第1回~3回共通)】
▼参加対象:視覚障がいのある児童・生徒(小学生〜高校生)とそのご家族
▼募集定員:各回20名
▼参加費:無料
▼申し込み:こちらより

▼実施方法:Webex
 ・事前にWebexのダウンロード、サインアップをお願いします。
 ・オンライン会議への参加方法は、参加者の方のみにご連絡いたします。
▼申込締切:各開催日の前日正午(12時)まで
▼プログラムお問い合わせ先:burasaka-kids@b-soccer.jp

(取材・文 林健太郎)

●ブラサカ/障がい者サッカー特集ページ
●日本障がい者サッカー連盟(JIFF)のページはこちら

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