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熾烈を極めるペドロ争奪戦…神戸はフリーでの獲得に強い関心

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去就が注目されるFWペドロ

 チェルシーとの契約が残り2か月となっているFWペドロの争奪戦が、熾烈を極めている。『Goal』の取材で明らかとなった。

 現行契約は6月30日までとなっているペドロ。新型コロナウイルスの影響でプレミアリーグは中断し、再開の目途は立っておらず。FIFAのガイドラインでは、たとえ他クラブと契約で合意したとしても、今シーズンの全日程消化まで留まることを推奨しているが、拘束力はないため、様々な可能性が考えられる。

 ペドロ自身は以前に「引き続きここでプレーしたい」と語っていたが、未だ契約更新は叶っていない。そのため、数多くのクラブが32歳FWをフリーで引き入れたいと考えており、争奪戦は白熱している。

 新たに興味を示しているのが、ローマベティス。ローマは前線の駒不足解消のため、経験豊富なスペイン代表FWは適任だと考えている。一方のベティスは、プレミアリーグクラブからナビル・フェキルの引き抜きを阻止しつつ、ペドロにはクラブ最高給を提示するつもりである。

 またセビージャも状況を注視しているクラブの1つ。選手を惹きつけるためにも長期契約を提示する準備はあるが、高額な給与がネックに。減給を要求する可能性が高いことが分かっている。

 なおチェルシー番記者ニザール・キンセラは、ペドロにはメジャー・リーグ・サッカー(MLS)の複数クラブやJリーグからの関心も強まっていると言及。ニューヨーク・シティやデイビッド・ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・マイアミは、引き続き動向を追っているようだ。

 さらに、昨季限りでダビド・ビジャが退団したヴィッセル神戸も、ペドロ獲得を引き続き狙っていることが分かっている。キンセラ氏によれば、今年1月の時点でも引き抜きに動いていたが、フリーでの契約により強い関心を示しているようだ。

 チャンピオンズリーグ3度優勝やスペイン代表としてもEUROやワールドカップ制覇を経験するなど、様々なタイトルを獲得してきたペドロ。経験豊富な32歳の去就には、引き続き注目が集まっている。

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