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10名の陽性発表直後に…カルーの行動をドイツ連盟が非難「絶対に容認できない」クラブも「多大な損害を受けた」

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MFサロモン・カルーの行動に物議

 ヘルタ・ベルリンに所属するMFサロモン・カルーの行動が物議を醸している。

 ドイツサッカー連盟(DFB)は4日、ブンデスリーガ1部と2部の全36クラブを対象に1724件の新型コロナウイルス検査を実施し、10名が陽性反応だったことを発表した。

 ドイツ『ドイチェ・ベレ』など複数メディアによると、過去にチェルシーなどでプレーした元コートジボワール代表FWは、DFBから検査結果が発表されて間もなくSNSにある動画を投稿。そこには、同選手がドレッシングルームでチームメイトと談笑しながらハイタッチしたり拳をぶつけ合う様子が映し出されていたという。また、同僚のDFジョーダン・トルナリガが新型コロナウイルスの検査を受ける姿を近くで撮影したものもあったようだ。

 新型コロナウイルスの影響で3月から中断していたブンデスリーガは5月中のリスタートを目指している。各クラブは適切な感染予防対策を講じた上で、トレーニングを再開していた。

 そうした中、ソーシャル・ディスタンスなど政府のガイドラインを無視したようなカルーの軽率な行動に対し、DFBは「ヘルタ・ベルリンのドレッシングルームで撮影されたサロモン・カルーの動画を絶対に容認することはできない」と厳しく非難。クラブもすぐに公式サイトで声明を発表し、規則に違反したとして、カルーの活動を一時停止させることを決定している。

 ゼネラルマネージャーのミヒャエル・プレーツ氏は「サロモン・カルーは、動画によってヘルタ・ベルリンに多大な損害を与えただけでなく、クラブの選手たちがコロナウイルスの問題を真剣に受け止めていないという印象を与えてしまった」と指摘し、「不祥事には一貫した対応が必要だ」と述べた。

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