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「すべてが最高だった。あと2年は…」ポドルスキが2015年アーセナル退団時を回顧

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ルーカス・ポドルスキがアーセナル退団時を回顧

 元アーセナルのルーカス・ポドルスキは、2015年にクラブからの退団を望んでいなかったと明かした。

 ケルンやバイエルンを経て、2012年にアーセナルに加入したポドルスキ。大きな活躍を期待された同選手だが、エミレーツ・スタジアムでは苦戦続きで、在籍した2シーズン半の間公式戦82試合で31ゴールと十分な期待に応えられないまま、2015年に期限付きでインテルに加入。その後トルコのガラタサライに移籍した。

 退団した当時を『アーセナル・プレーヤー』で振り返ったポドルスキは、「良いプレーができた試合がいくつもあった。でも、得点を取ったり活躍した翌試合はベンチに座ったりもした。だから、“この状況を変えなければいけない”と考え始めた」とコメント。それでも、アーセナルで居心地の良さを感じていたと明かしている。

「僕はアーセナルのためにプレーする準備ができていたし、スタメンで戦う準備もできていたと考えていた。でも、そのようにはいかなかった。フットボールや他のスポーツでこのようなことはときどき起きる。だから、僕は移籍することを選んだ。もちろんは離れたくはなかった。でも、プレーしたかったから離れなければいけなかった」

「僕はピッチに立ちたかったけど、最高の気分を感じることができていたからあと2年はアーセナルにいたかった。チームやクラブのみんなは、家族みたいにとてもフレンドリーだった。最高のファン、最高の街やスタジアム、すべてが揃っていた!本当に楽しんでいたけど、最後はあのようになってしまった」

 さらに、当時のアーセン・ベンゲル監督とのやり取りについもポドルスキは明かした。「アーセンと僕の状況について話した。僕は“プレーしたい”と言った。もちろん、彼は監督で、決断しなければいけないし、選手にプレー時間を約束することもできない。だから、自分自身で前に進むことを選んだ」と振り返っている。

 アーセナル時代の2014年には、ドイツ代表としてワールドカップ制覇も経験したポドルスキ。2017年から2年半にわたりJリーグのヴィッセル神戸でプレーした後、今冬に退団し、現在はトルコのアンタルヤスポルでプレーしている。
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