beacon

再開急ぐ欧州…クリスタル・パレス会長は慎重期す「いまはサッカーは重要ではない。まず公衆の健康を」

このエントリーをはてなブックマークに追加

クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は慎重論を説く

 クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、中断しているプレミアリーグの再開に慎重論を説いている。10日、英『BBC』が伝えた。

 新型コロナウイルスの影響で、3月13日から中断していたプレミアリーグ。しかしイギリスは今月13日からロックダウン(都市封鎖)を一部緩和する措置を取り、少しずつ日常を取り戻すための動きが始まりつつある。プレミアリーグも6月8日から無観客試合での再開を目指している。

 一方で、クリスタル・パレスのパリッシュ会長は、リーグ戦再開に懐疑的だ。「もしリーグ戦を再開する方法を見つけられなかった場合、私たちは諦めることになる」と今後の動向次第で、今シーズンの中止も視野に入れている。

 ドイツでは今月16日からブンデスリーガ1部、2部の再開が正式決定。しかし、感染者が出た2部所属のディナモ・ドレスデンでは2週間の隔離措置を取ることになるなど、状況が目まぐるしく変わる中で再開に進んでいる。パリッシュ会長は「ドイツの例は私たちの青写真となる。だが、明らかに最初の段階で課題が見えてきてしまっている」と楽観視はしていない。

「彼らはこの状況が乗り越えられないものだと証明することになるかもしれない。私たちの懸念は、彼らによって再開が不可能だと証明されたとき、試合再開までが非常に長い期間になり、大きな影響を与える可能性があるということ」

「この公衆衛生上の大きな危機を迎えた今、サッカーはまったく重要なものではない。最優先は公衆の健康だ」

●プレミアリーグ2019-20特集
●初月無料!!プレミアリーグはDAZNで独占配信中

TOP