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00~09年のインハイ静岡県代表成績_MF長谷部誠擁した01年の藤枝東が全国準V

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風間兄弟を擁した09年の清水商高(写真は09年度選手権予選)

[2000~2009年のインターハイ静岡県代表校成績]

 2000年~09年のインターハイ静岡県代表で最も好成績を残しているのが、01年の藤枝東高だ。ワールドカップ3度出場のMF長谷部誠(現フランクフルト)をはじめ、2年生にもDF大井健太郎(現磐田)、MF岡田隆(元磐田)、MF成岡翔(元磐田)、MF金澤大将(元水戸)、現監督のDF小林公平(→国士舘大)を擁していた藤枝東は、東福岡高(福岡)との初戦を長谷部のFKから成岡が決めた決勝ヘッドによって突破。成岡がハットトリックを記録して3回戦(対佐野日大高)を7-0で勝利すると、習志野高(千葉1)をPK戦の末に下して準決勝へ進出した。そして、鹿児島実高(鹿児島)との準決勝も試合終了間際に長谷部が同点PKを決め、PK戦の末に勝利。だが、決勝で市立船橋高(千葉2)に0-3で敗れている。

 藤枝東は、MF河井陽介(現清水)やDF村松大輔(元清水)、MF石神幸征(元水戸)が3年生で2年生にMF藤田息吹(現松本)がいた07年大会にも長野日大高(長野)と境高(鳥取)を破ってベスト16進出。3回戦で流通経済大柏高(千葉1)に敗れたチームは、同年度の全国高校選手権で決勝へ進出したが、決勝で再び流経大柏に敗れている。03年大会も1年生MF鈴木崇記(→筑波大)の2ゴールなどでベスト16進出。元浦和のMF赤星貴文を大黒柱に2年生GK碓井健平(元清水)や2年生FW中村祐輝(元磐田)、1年生DF原田圭輔(元仙台)が先発に名を連ねた04年大会は、前橋育英高(群馬)との初戦をPK戦で落としている。

 インターハイ優勝4度の清水市立商高は00年と02年、そして清水商高に改称後の09年にも出場。MF菊地直哉主将(元磐田)や2年生MF水野晃樹(現相模原)、2年生GK河野直人(元名古屋)、FW井上平(元東京V)が活躍した02年大会は3位に入っている。初戦と3回戦でいずれも5ゴールを挙げて撃ち勝つと、準々決勝では水野のゴールで追いつき、渋谷幕張高(千葉2)にPK戦で勝利。だが、国見高(長崎)との準決勝では井上のゴールなどで2度のリードを奪いながら、5失点して逆転負けした。

 ともに東京Vへ加入したFW佐野裕哉やMF小林大悟が注目を集め、最終ラインをDF秋本倫孝(現藤枝)、DF河野淳吾(元横浜FC)らが固めた00年はベスト8。鹿児島実との初戦を5-1で制すと、続く武南高(埼玉1)戦は小林の決勝FKで1-0で勝った。そして、滝川二高(兵庫)との3回戦では1-3から逆転勝ち。だが、準々決勝で国見に2-4で撃ち負けている。また、MF風間宏希主将(現琉球)とFW風間宏矢(現琉球)の風間兄弟を中心に、MF前澤甲気(現沼津)や1年生DF新井一耀(現千葉)、1年生MF青木翼(現FCマルヤス岡崎)も先発に名を連ねた09年は風間宏矢の2ゴールなどで初戦(対富岡)を6-1で勝利。だが優勝校・前橋育英との2回戦で敗れた。

 08年大会では東海大一高の伝統を受け継ぐ東海大翔洋高が初出場。MF鎌田椋(→東海大)のハットトリックで初勝利を挙げると、2回戦ではエースMF鈴木晃生の決勝点で正智深谷高(埼玉3)を破り、ベスト16入りしている。伝統校の浜名高は06年大会に出場。10人目までもつれたPK戦の末、前橋商高(群馬)を破り、1勝を挙げた。2回戦では0-3から2年生FW佐藤将也(元名古屋)やエースMF松浦拓弥(現横浜FC)のゴールで追いついたものの、PK戦で敗れている。05年には磐田東高が初出場。磐田ユース(現磐田U-18)から加入したMF和田新吾(元名古屋)とMF西岡竜兵(元Honda FC)のダブルボランチを軸に鵬翔高(宮崎)と初陣を戦い、和田が気迫の同点ヘッドを決めたものの、後半終了2分前に決勝点を奪われて初戦敗退している。

以下、00~09年のインターハイ静岡県代表校成績 ※()内は出場回数

[2009年]
代表校:清水商高(14)
1回戦 6-1 富岡高(福島)
2回戦 1-4 前橋育英高(群馬)

[2008年]
代表校:東海大翔洋高(初)
1回戦 3-1 丸岡高(福井)
2回戦 1-0 正智深谷高(埼玉3)
3回戦 1-2 大分鶴崎高(大分)

[2007年]
代表校:藤枝東高(12)
1回戦 3-0 長野日大高(長野)
2回戦 2-1 境高(鳥取)
3回戦 0-1 流通経済大柏高(千葉1)

[2006年]
代表校:浜名高(7)
1回戦 1-1(PK9-8)前橋商高(群馬)
2回戦 3-3(PK4-5)情報科学高(大分)

[2005年]
代表校:磐田東高(初)
1回戦 2-3 鵬翔高(宮崎)

[2004年]
代表校:藤枝東高(11)
1回戦 1-1(PK3-4)前橋育英高(群馬)

[2003年]
代表校:藤枝東高(10)
2回戦 4-0 大宮東高(埼玉2)
3回戦 0-1 東邦高(愛知1)

[2002年]
代表校:清水市立商高(13)
2回戦 5-1 国士舘高(東京2)
3回戦 5-4 玉野光南高(岡山)
準々決勝 1-1(PK4-3)渋谷幕張高(千葉2)
準決勝 2-5 国見高(長崎)

[2001年]
代表校:藤枝東高(9)
2回戦 3-2 東福岡高(福岡)
3回戦 7-0 佐野日大高(栃木)
準々決勝 0-0(PK8-7)習志野高(千葉1)
準決勝 1-1(PK4-2)鹿児島実高(鹿児島)
決勝 0-3 市立船橋高(千葉2)

[2000年]
代表校:清水市立商高(12)
1回戦 5-1 鹿児島実高(鹿児島)
2回戦 1-0 武南高(埼玉1)
3回戦 4-3 滝川二高(兵庫)
準々決勝 2-4 国見高(長崎)

07年大会で藤枝東高の中心として活躍したMF河井陽介。(写真協力=高校サッカー年鑑)

※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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