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バロテッリらを痛烈批判のキエッリーニにユーベOBが不快感「憎しみは憎しみを生む」

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お騒がせ中のジョルジョ・キエッリーニマリオ・バロテッリ

 元イタリア代表のマルコ・タルデッリ氏が、イタリア国営放送『Rai』の番組に出演し、FWマリオ・バロテッリらを批判したDFジョルジョ・キエッリーニに不快感を示した。

 ユベントスで主将を務めるキエッリーニは先日、自身の自伝本を執筆。その中で2013年コンフェデレーションズカップのブラジル戦を振り返ると、「バロテッリはチームをリスペクトせず、マイナスになる人物。まったく僕らをサポートしてくれず、平手打ちをするべきレベルだ。世界トップ5の1人だと考える者もいるが、僕はまったくそう思わない」などと痛烈に批判していた。

 そんなキエッリーニに対し、バロテッリはインスタグラム上で反応。「俺には少なくとも面と向かってものを言う誠実さと勇気がある。2013年から何度もチャンスはあったはずだが、君はそれをしなかった。今のチームメートに対しても、いつかどんなことを言うのだろうか。不思議なカピターノ(主将)だ…」などと綴っていた。

 キエッリーニの発言には、ユーベOBのタルデッリ氏も違和感を口にしている。自身のフェイスブックを更新し、失望を露わにした。

「代表やユベントスの主将であり、AIC(イタリアサッカー選手協会)の役員会で重要な人物である彼の発言には、本当にガッカリした。彼をリーダーとして見ているはずのチームメートに対する厳しい言葉。別のクラブに対する憎しみを露わにすれば、新たな憎しみを生む。私は(ディーノ)ゾフや(ガエターノ)シレアのようなカピターノから、どれほど厳しい戦いにおいても相手にリスペクトを示すことを学んだものだ」

 さらにタルデッリ氏は、イタリアのテレビ番組にも出演。「彼はAICの代表でもあるだけにバロテッリやフェリペ・メロに対してあのような言葉を向けるべきではなかった。彼の発言を残念に思う」と述べ、改めて自身の考えを明らかにした。

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