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ザッケローニ氏が告白「代表監督は好きではなかった。政治的選択を迫られることが多すぎ」

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アルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が古巣ウディネーゼの情報サイト『TuttoUdinese』のインタビューに応じ、監督業にまつわる自身の考え方などを明かした。

 ザッケローニ氏は、ミランやインテル、ユベントスなどセリエAのビッグクラブの指揮官を歴任したのち、2010年に日本代表監督に就任。チームを2014年ブラジル・ワールドカップへと導いた。その後も、北京国安やアラブ首長国連邦(UAE)代表の指揮官を務め、アジアを舞台に活躍。40年に及ぶ監督としてのキャリア積んできたザック氏は、今後、新天地を模索する上で重視する要素を明かした。

「クラブチームにおいて“会長との闘い”をやっていけるほどの忍耐は、もはや私にはない。だから誰かの伝手でたどり着いた場所ではなく、会長自身が私を望んでくれる場所がいい。伝手でたどり着いた場所では常に、1年ごとの契約だった」

 ザック氏は、“会長との闘い”の一例として、2004年のインテルでのエピソードを挙げた。

「インテルでは私が辞任したと言われているが、本当はそうではない。クラブは別の監督が気に入っている選手を補強し始めていたので、私は単純に『これから先も続けていくための条件が揃っていない』と伝えただけだ」

 最後にザック氏は、代表チームの指揮について言及。日本やUAEで指揮を執ったイタリア人指揮官だが、実は代表監督が好きではなかったことを告白。「代表に関してはあまり好きではなかった。プレーする機会があまりに少なく、技術的と言うより、政治的な選択を迫られることがあまりに多いからだ」と述べた。

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