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「プレッシャーにもなった」同僚の存在…チェルシー加入当初を振り返るチェフ氏

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チェルシー加入初年度にプレミア制覇に貢献したペトル・チェフ

 元チェルシーペトル・チェフ氏がクラブ加入当初の出来事を振り返っている。クラブ公式ウェブサイトが伝えた。

 1982年5月20日生まれのチェフ氏は、04-05シーズンにレンヌからチェルシーに加入。前シーズンまでは、チェフ自身も「イングランドでプレーする最高のキーパー」と表現したGKカルロ・グディチーニが守護神として君臨していたが、ジョゼ・モウリーニョ監督の就任によって状況は大きく変わったようだ。

 新監督就任により、“誰もがゼロからのスタート”となった新シーズン。プレシーズンマッチで存在感を示したチェフには、マンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦でスタメン起用されることが伝えられる。しかし、ここでプレッシャーとなったのがグディチーニの存在だったという。

「ジャンフランコ・ゾラのトリビュートマッチでサラゴサと試合をしたとき、ウォームアップに出るとスタンドから『カルロ! カルロ!』と聞こえてきたんだ。でも、彼がスタメン起用されないと発表されると、ファンは彼を元気付けようと歌い始めたんだ。感じるものがあったし、プレッシャーにもなった。もし、僕が満足のいくパフォーマンスを残せなかったら、すぐにスタメン落ちだと思ったよ」

 だが、そのプレッシャーが「パフォーマンスの源になった」というチェフ氏はマンチェスター・Uとの開幕戦で1-0の完封勝利に貢献。当時GKコーチを務めていたシルビノ・ロウロ氏が「最初のクロスをしっかりキャッチして良い試合にした。あれで未来が決まった」と語ったように、その後もスタメンの座を守り、35試合で24度のクリーンシートを達成するなど、シーズン中には1024分間の無失点記録を打ち立てた。

 加入初年度でプレミア制覇に貢献したチェフ氏は「ここでプレーすることが夢だったから、世界最高のクラブで正ゴールキーパーとしてプレーするのは、夢の中にいるようだった。プレッシャーは覚悟していたけど、それこそ望んでいた環境だったね。チャレンジすることを楽しんでいたんだ」と振り返っている。

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