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アウクスブルク指揮官、歯磨き粉が原因で再開初戦ベンチ入りできず

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ハイコ・ヘルリッヒ監督の初陣はお預けに

 アウクスブルクのハイコ・ヘルリッヒ監督が新型コロナウイルスの検疫規則に違反したとして、ブンデスリーガの再開初戦でベンチ入りできない事態となった。

 新型コロナウイルスの影響で3月から中断していたブンデスリーガは、今週末の第26節から再開される。アウクスブルクは16日にホームでボルフスブルクと対戦する予定だ。

 ドイツサッカー連盟(DFB)がシーズン再開のために導入した検疫ルールにより、各クラブはリーグ再開の1週間前から隔離生活を行うことが義務付けられていた。ドイツ『tz』によると、アウクスブルクは今週から選手とスタッフの全員が同じホテルに滞在していたが、ヘルリッヒ監督は規則に違反し、近くのスーパーマーケットに歯磨き粉とスキンクリームを買いに出かけてしまったという。

 指揮官は14日のビデオ会見で「ホテルを出る時もそうでない時も、全ての衛生対策を講じていたが、この行為を元に戻すことはできない。このような状況では、私はチームや一般の人々に対して模範のような役割を果たすことができない」と軽率な行動を後悔し、「したがって私は一貫性を持って行動し、自分の過ちを認める。この不正行為により、私は明日(15日)のトレーニングに参加せず、土曜日(16日)のボルフスブルク戦も指揮しない」と述べた。

 クラブによれば、ヘルリッヒ監督は今後数日中に新型コロナウイルスの検査を受ける予定。2度の陰性が確認されてからトレーニングに戻ることができる。

 アウクスブルクは第25節終了時点で降格圏内16位と5ポイント差の14位。ヘルリッヒ監督はマルティン・シュミット前監督の後任として、中断直前の3月10日に就任していたが、初陣は持ち越しとなった。

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