現地時間16日よりドイツ・ブンデスリーガは、無観客ながらヨーロッパのトップリーグで初となるリーグ再開へと踏み切った。

　イタリアでも18日から集団トレーニングが開始となり、6月中旬のセリエA再開をメドに、各チームとも再始動に向け動きを進めているところだ。

　だがこれまでパルマ、フィオレンティーナ、イタリア代表などで指揮を執ってきたチェーザレ・プランデッリ氏は「なぜ再開を急ぐ必要があるんだ?」と持論を展開した。『コリエレ・ディ・ブレシア』に対して語っている。

「感染症の問題はまだ不透明な部分が多く、リーグ再開については急ぐべきではないと思っている。なぜ6月に再開させる必要があるのかわからないね。ある程度対策がもっと具体化している7月に再開させても遅くはないはずだ。待てない理由でもあるのかね?」

「確かにカルチョは90分のエンターテインメントとして、需要があるのはわかる。だが、このような不安定な情勢の中、スポーツに情熱を持っているすべての人たちがすぐさま試合を見たがっているとは思わないよ」

　プランデッリ氏は「イタリア全土がまだまだ厳しい状況にある。毎日のように死者だって出ているんだ。そんな中でリーグ再開を急ぐのは最善の方針ではないと思っている。まだ時間が必要だと私は思うよ」と続け、改めて新型コロナウイルスへの対応について警鐘を鳴らしている。

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