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長谷部誠の先発起用を見送ったのはなぜ? 監督の判断に現地メディアの記者たちが疑問符

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フランクフルトMF長谷部誠

 フランクフルト率いるアディ・ヒュッター監督はリーグ戦再開の一戦、ボルシアMG戦でMF長谷部誠を先発起用せず。その判断に地元紙『フランクフルター・ルンドシャウ』は苦言を呈した。

 現地時間16日に行われたブンデスリーガ第26節でボルシアMGをホームに迎えたフランクフルトだが、ヒュッター監督は守備的MFに長谷部ではなくオーストリア代表MFシュテファン・イルザンカーを配置。序盤にボルシアMGに立て続けで2ゴールを許すと、73分にはPKを献上して3点ビハインドを背負う展開を強いられた。長谷部は74分に投入されるも、フランクフルトは終盤に1点を返すにとどまり、これでリーグ戦4連敗を喫した。

 現地でも長谷部のベンチスタートに首を傾げる記者は少なくないようだ。試合後のリモート会見で『キッカー』の記者に「何故ビルドアップがより得意なマコト・ハセベではなくシュテファン・イルザンカーを先発起用したのか」と問われたヒュッター監督は、このように返している。

「マコトに関しては最初はセンターバックに置く可能性を考えていたが、(ボルシアMGの攻撃陣)ブレール・エンボロやアラサーヌ・プレア、マルキュス・テュラムのパワーを考慮して、マコトが持ちこたえられないかもしれないという懸念もあった」

「監督がすべてを正しくやるときもあれば、試合を落とした場合、たくさんの過ちを犯したと言われるときもある。常に試合前に決めなければならない。後からこの試合を見て、ひょっとしたら別の選手を選べば良かったと少なからず思うかもしれない」

 なお『フランクフルター・ルンドシャウ』は、長谷部ではなくイルザンカーをスタートさせたのは「決して良いアイデアとは言えない」と指摘。中断前に調子を上げ、このボルシアMG戦でもフランクフルト唯一の得点を決めたアンドレ・シウバの代わりにバス・ドストがスタメンに名を連ねたことなどと同様、指揮官の判断に疑問符をつけている。

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