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29歳で引退のスペイン人GK、騙されてGKをやっていた

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現役引退を決断したGKエリ・サラソラ

 PSVの女子チームに所属するスペイン人GKエリ・サラソラ(29)が14年間のプロ生活に別れを告げ、今季限りでGKグローブを脱いだ。

 これまでスペイン、アメリカ、オランダでプレーし、中でもアヤックスとPSVに所属したオランダ時代にその名を馳せたサラソラ。引退にあたってスペイン『アス』のインタビューに応じ、そこでGKを始めるきっかけとなったエピソードを明かしている。

 サラソラは「なぜGKになったのですか?」という質問に「騙されたから」と答え、詳しい経緯を語った。

「小さい頃はゴールを決めるのが好きで、GKはつまらないと思っていました。13歳の時にアニョルガというクラブで7人制サッカーをやっていたのですが、ある日のトレーニング中におバカなGKを演じていたら、周りから『見込みがある』と言われたんです」

「それから時々、GKとして起用されるようになりました。私は他のGKよりも良いプレーをして、最終的には難しい試合でも(GKとして)使われました」

「シニアチームにステップアップした時、『君がGKをやるなら全国リーグに行く。そうでなければ地域リーグだ』と言われました。そこから全てが激変しました。バスク選抜、U-17スペイン代表…そしてその時以来、私は今のポジションにいます」

 最初は退屈だと思っていたGK。しかし、周囲に乗せられるままに成長を続け、プロの舞台で活躍するまでになったようだ。

 また、29歳という若さでの現役引退に関しては「16歳の頃からプロサッカー選手をやっていて、家の中でも外でも、まだ体調が良い状態でキャリアを終えたいと思っていました。サッカーに私を奪われたくなかったんです」と説明している。

 今後はオランダの女子サッカー界に貢献したいと考えており、将来的には故郷であるサン・セバスティアン(スペインのバスク地方)に戻ることも視野に入れているという。

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