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アンチェロッティがS・ラモスの特別な能力を指摘「戦術的、技術的なものではなく…」

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指揮官から頼りにされていたDFセルヒオ・ラモス

 エバートンカルロ・アンチェロッティ監督がイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、過去の教え子たちを振り返った。

 イタリア人指揮官はユベントスを率いていた時に、ジネディーヌ・ジダン氏(現R・マドリー監督)の加入が自身のサッカー哲学に大きな影響をもたらしたと語っている。

「ジダンは、システムを変えて別の方法で戦う可能性を私に与えてくれた最初の選手だ。ジダンがいた時、ユベントスでの1年目は3-4-1-2のシステムでプレーしていた。2年目は4バックで戦ったが、2人のストライカーの後ろにジダンのような1人の10番を置いていた」

「ジダンは私のサッカーに対する考え方を変えてくれた。ユベントスに来る前は4-4-2にこだわっていたが、ジダンと一緒になってから変わったんだ。ジダンがピッチ上でより気持ちよくプレーできるように、彼にとってベストなポジションで起用したいと思っていた」

 さらにレアル・マドリー時代は、FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)やDFセルヒオ・ラモスが重要な選手だったと回想している。

「クリスティアーノ・ロナウドを中心にチームを作る必要はない。ジダンと同じように、彼らがピッチ上でよりプレーしやすい場所に配置する必要がある」

「ロナウドのように全てのゲームで得点できるストライカーは、守備に関してあまり多くの情報を与えない方がいい」

「彼らはプロ意識が高く、真面目で、個性があり、モチベーションも高い。ファンタスティックな選手を指導するのは監督として最も簡単なことだよ」

「セルヒオ・ラモスもまた、素晴らしいクオリティーを持っていた。彼の最大の持ち味は戦術的、技術的なものではなく、彼の持っているキャラクターとパーソナリティー、そしてチームメイトなど周りの人々をやる気にさせる能力だと思う。この時期はラモスが重要な存在だった。彼はゲームの大事な場面、ゲームの要所要所で常に先頭に立っていたんだ」

 アンチェロッティ監督は就任初年度の2013-14シーズン、レアルにとって節目となる10度目のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)制覇を達成。「監督になったら、人生の中でいつかはレアル・マドリーの指揮に挑戦しなければならないと思う。私はそこで2年間を過ごしたが、忘れられない経験となった。なぜなら、レアル・マドリーは外から見たイメージとして世界最高のクラブだと思うからだ」と、充実した日々だったと述べた。

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