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練習再開のバルサは撮影用ドローン使用せず…その理由は?

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バルトメウ会長がトレーニングを視察

 トレーニング関連テクノロジーの進化がめざましいサッカー界だが、バルセロナではドローンを使ったトレーニングを行わないようだ。スペイン紙『アス』が24日に報じた記事によると、3つのフィールドには全面を見渡せる定点カメラがすでに設置されており、上空から撮影する必要がないのだという。

 バルセロナは今月8日、トレーニング拠点のシウタット・エスポルティーバで個人練習を再開。その後、人数制限付きのグループ練習も解禁されており、近日中にも全体練習が行われる見込みとなっている。23日にはジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が練習場を視察。その際、キケ・セティエン監督、FWリオネル・メッシとも会談したという。

 新型コロナウイルス禍ではこうした形で練習場がフォーカスされるようになっており、今回のテクノロジーの話題もその一環だ。『アス』紙はバルセロナのテクニカルスタッフがドローンを使用してトレーニングを管理する可能性を否定したと報じている。

 記事によると、シウタット・エスポルティーバの3面ピッチには高解像度の回転・移動式カメラがせってされており、互いに連携させることでパノラマ撮影ができる他、ドローンで撮影したのと同様の天頂画像が得られるという。

 また選手の位置情報や健康データは『Wimu』と呼ばれるアプリケーションを通じても取得。このアプリはNokiaの元エンジニアで設立されたスタートアップ企業『Real Track Systems』が開発したもので、GPSとGNSS衛星システムのいずれも使用できるだけでなく、健康に関するさまざまな生データを活用できる強みがあるようだ。

 記事ではマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がドローン活用を進め、数人のテクニカルスタッフに専用のライセンスを取得させたことに触れつつ、「複数のドローンが一斉に空中を飛んでいても不思議ではない」と説明。一方、雨の中で使用できないこと、バッテリー持続時間が30分間であることなどドローンのデメリットも指摘している。

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