beacon

ブンデス2部選手が“ルール無視”でがっつりハグした理由

このエントリーをはてなブックマークに追加

スタッフに抱きついてゴールを喜ぶFWディミトリー・ナザロフ

 ブンデスリーガ2部エルツゲビルゲ・アウエに所属するFWディミトリー・ナザロフが22日に行われた第27節ニュルンベルク戦でゴールを決めた後、新型コロナウイルス感染防止のルールを無視した理由について『ESPN』が伝えている。

 コロナ禍で再開に踏み切ったブンデスリーガとブンデスリーガ2部では、ゴールパフォーマンスの際にはソーシャルディスタンスを取ることが推奨されている。だが、ナザロフは22日の第27節ニュルンベルク戦(△1-1)で先制ゴールを決めた後、チームマネジャーのトーマス・ロメイケ氏のもとに抱きつきに行ったのだ。

 報道によると、試合前日にチームバスが交通事故に巻き込まれたが、運転していたロメイケ氏の素早い反応により、ナザロフの命が救われたのだという。その際、飛んできた車の破片がバスにぶつかったが、同氏が冷静に対応したおかげで選手たちにケガはなかったようだ。

 ナザロフは国内放送局『MRD』に、「彼は僕たちの命を救ってくれた。もし彼が素早く反応してくれなかったら、どうなっていたか分からない」と語っている。

 “命を救ってくれた男”とゴールを喜んだナザロフは、ドイツサッカー連盟(DFL)に対して、「あの場面でハグをしたことについては、見て見ぬ振りをしてくれることを期待しているよ」とも述べた。

 ディルク・シュスター監督は『MDR』に対し、チームバスの走行中に「突然、フロントガラスの1メートルほど先に車が飛んできた」とコメント。『dpa』によると、別の車に乗っていた2人は重傷で入院中だが、チームバスに乗っていた関係者にケガ人はいないという。

●海外組ガイド
●ブンデスリーガ2019-20特集

TOP