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元同僚が明かす…火災発生時、イブラヒモビッチから下された“指令”とは?

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FWズラタン・イブラヒモビッチ(後列右から2人目)とMFスティーブン・ピーナール(前列右から2人目)

 アヤックスやエバートンで活躍した元南アフリカ代表MFスティーブン・ピーナール氏が、元同僚のミランFWズラタン・イブラヒモビッチとのエピソードを明かした。『Athletic』に伝えている。

 195cmと長身ながらテクニカルなプレーを得意とし、ピッチ上でも常に注目を集めるイブラヒモヴィッチだが、ピッチ外でも個性的な言動が度々話題に上る。その逸話には事欠かない同選手だが、2001年から2004年までロッカールームをともにしたピーナール氏が火災発生時のエピソードを新たに明かしている。

「私はいつもズラタン(イブラヒモビッチ)やラファ(ラファエル・ファン・デル・ファールト)と同室だった。フローニンゲンでの試合の前夜に街の近くに泊まったことを覚えているよ。オランダのフーリガンはとても活動的だが、私たちのホテルは人里離れたところにあった。だから、何か問題が起きるとは思わなかったんだ」

「私たちは夜の食事をしてから部屋に戻って、テレビを見て眠りについた。だけど、午前1時にパジャマ姿のクラブドクターに起こされたよ。彼はパニックにならないようとても穏やかに、『火事が起きているので荷物を持って部屋を出るように』と言った」

 チームドクターにより、火災の発生を知らされたピーナール氏。部屋から退避する際には、イブラヒモビッチからある指令が下されていたようだ。

「『火事って…なんだって?』と私がたずねたら、『チームバスが燃えているんだ』と帰ってきた。その時、バスが私たちの窓の真下に停まっていたことを思い出したよ。カーテンを開けて、炎が高く上がっているのを見て、バスが爆発するんじゃないかと思った。私は自分のバッグをつかんだんだけど、そこ(窓の下)に立っていたズラタンから『ただ逃げるんじゃなくて俺のバッグも持ってきてくれ!』と言われたよ」

 また、現在38歳と同い年のピーナール氏とイブラヒモビッチ。キャリア当初には、友人としての関わりもあったようだ。

「私たちはシングルベッドで、ズラタンとの間にはあまりスペースがなかった。時々理由もなく蹴られることもあったし意味が分からないけど、彼は良い奴だったよ。私たちは近所に住んでいて、プレイステーションでも遊んだ。良い時間だった」

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