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香川真司はサラゴサ退団濃厚も…現地紙が記した希望「日本人は諦めていない」

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 サラゴサ所属のMF香川真司は契約を2021年夏まで残しているが、来季以降の去就が不透明となっているようだ。スペイン紙『マルカ』は「多くの期待があったが、現時点では満たされていない。パフォーマンスは期待されておらず、将来は空白だ」とし、来季は「チームで継続することは困難になっている」と断じている。

 香川は昨年夏、ドルトムントからベシクタシュへの期限付き移籍を経てスペイン2部リーグのサラゴサに加入。新型コロナウイルスによる中断期間前の31試合で、チームは1部リーグ昇格に迫る2位につけているが、香川は23試合で2ゴール1アシストという結果にとどまっていた。

 記事によれば、もしサラゴサが昇格を逃した場合は退団が濃厚。また昇格した場合も昇給が契約に盛り込まれているため、残留の可能性が低いとされている。同紙は「彼が目標達成のキーマンならば昇給も利益になるが、これまでの間、彼は決定的なプレーヤーではない」と厳しく論じている。

 一方、香川が今季、最も輝きを放った試合は格上と対戦したコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)のマジョルカ戦とレアル・マドリー戦だったとされており、「小さいスペースで優れたサッカーが展開されているから」と理由を指摘。その前提に立つと、昇格が「有利に働く数少ない側面の一つになる」と前向きな点も挙げられている。

 また同紙は「期待どおりにプレーできなかったにもかかわらず、日本人は諦めていない。隔離中にも一生懸命にトレーニングし、前向きな姿勢を維持している」と取り組み方を称賛。「彼には残された1か月間の11試合があり、状況を一変させてクオリティーを取り戻し、サラゴサを1部に戻すことで違いを見せられる」とし、「誰もが最高のバージョンを見られることを望む」と結んでいる。

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