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元ドルトムント守護神「勝者のメンタリティが欠けている」古巣に足りない要素を指摘

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 ドルトムントの元守護神、GKロマン・バイデンフェラー氏が現在のドルトムントについて「勝者のメンタリティが欠けている」との見識を示した。

 ブンデスリーガは5月中旬より無観客で再開へ。優勝争いに挑んでいるドルトムントだったが、シャルケ、ボルフスブルク相手に連勝した後、第28節の大一番バイエルン戦では0-1で惜敗。この結果、2位ドルトムントは首位バイエルンとの勝ち点差が7に広がった。

 5月31日に行われた第29節パダーボルン戦(1-6で勝利)終了後、バイデンフェラー氏は『Sky 90』に対して「勝利のメンタリティが足りないのかも」と古巣について口にした。

「パダーボルン戦の勝利は、リーグ2番手の位置を死守するという点では大事な勝利だった。ただ、やはり大一番で結果を出すことが重要だったね。ビッグマッチではやはり勝者のメンタリティが重要だ。今のドルトムントにはそれが欠けているかもね」

 指揮官ルシアン・ファーブルについてバイデンフェラー氏は「おそらくまだ時間が必要かもしれない。今後、彼はさらにドルトムントをより成長させるだろう」と続け、ファーブル監督に期待を寄せている。

 1980年生まれのバイデンフェラーはカイザースラウテルン育ちで、2002年にドルトムントに加入。それから17-18シーズン限りで引退するまで、ドルトムントのゴールを守り続けた。ユルゲン・クロップ体制で香川真司が加わった後の10-11、11-12シーズンは正GKとしてブンデスリーガ連覇に貢献したヴァイデンフェラー。かつての名GKからして、現在のドルトムントは大一番でのメンタル面について改善の余地が大きいと見ているようだ。

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