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ニューカッスルのチーム医師が負傷者続出を危惧「数年前のNFLロックアウト後にアキレス腱損傷が増えた」

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 ニューカッスルのチームドクターは、リーグ戦再開により負傷者が増加することを危惧している。

 新型コロナウイルスによる影響で3月13日に中断したプレミアリーグ。以降、状況は改善し、約3カ月間の中断を経て、17日に再開することが決まった。しかし、接触を含めた本格的なトレーニングは先日に再開されたばかりと、コンディション面への懸念は絶えない。

 選手の負傷リスクが高まると指摘される中、ニューカッスルでチームドクターを務めるポール・カッターソン氏は、イギリス『BBC』で「私たちはより多くの負傷者が出ることを予想している」と話し、アメリカン・フットボールの例を挙げ、不安をあらわにした。

「選手たちは8週間にわたりトレッドミルで走り、屋内でのトレーニングを行ってきた。だから、身体へ異なる刺激が送られている。NFLで数年前にロックアウトが起き、その後アキレス腱の負傷が増加した。私たちはこうなることを危惧している。それに、この前までトレーニング後、選手たちはアイスバスに入っていたが、今はできない。私たちができることは彼らに氷を持って帰らせることだけだ。15年前に戻ったようだ」

 また、クラブでの新型コロナウイルス感染対策にも言及。「現在、プレミアリーグのトレーニング施設が最も安全な環境の1つだ」と自負した同氏は、選手各々の振る舞いが感染を防ぐために重要だと強調した。

「選手たちには大きな責任がある。この環境の外に出ても、彼らはプロフェッショナルとしての振る舞いをしなければならない。誰か1人がガイドラインを破れば、グループ全員が危険に晒される」

 カッターソン氏がドクターを務めるニューカッスルは、シーズンを通して負傷者が続出。年末年始の過密日程中に1試合で4名のケガ人が出た後、スティーヴ・ブルース監督は「40年間この世界にいるが、このようなことは始めてだ。20分間に4選手をケガで失った。疲労がある状態でプレーすればケガをする。これは言い訳ではなく、事実だ。この試合の前から不安を抱えていた」と嘆いていた。

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