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サンプドリアDF吉田麻也の去就に地元紙が注目「チームを代表する選手になりつつある」

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 サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也の去就について、地元紙『イル・セーコロXIX』がスポットライトを当てた。

 セリエAの再開を20日に控えるなか、ジェノバの地元紙は「ヨシ(吉田)、(ロレンツォ)トネッリ、(オマル)コレイ…ディフェンダー3人の将来はチームの残留次第」との見出しでサンプドリアを特集。1月の移籍市場でサウサンプトンから期限付きで加入した吉田ら3選手に注目した。

 消化試合が1試合少ないとは言え16位に沈み、降格圏のレッチェとわずか1ポイント差のサンプドリア。指揮官のクラウディオ・ラニエリは、残るセリエA 13試合で残留を確保するために、センターバック3人を起用した5-3-2システムの導入を検討しているという。今月末でレンタル期限を迎える吉田ら去就が不透明なCB3人について、同紙は「サンプを救うためではあるが自身を救うためでもある」などと綴り、現状を分析した。

 吉田に関しては、「日本人選手は元ナポリのフィレンツェ出身選手とともにレンタル加入であるため、契約更新を目指さなければならない」と評価。しかし、日本代表DFの出場はここまでわずか1試合となっているため、「(トネッリと比べ)よりデリケートな話になる」とし、「サンプでプレーを続けるためには、ピッチにおいてすべてを勝ち取らなければならない。プレーを見せ、(首脳陣を)納得させるしかない」との見解を示した。

 一方で金銭的な障壁も指摘。「選手の年俸がより高額なプレミアリーグから加わっているため、サンプドリアの資金力では希望金額が高い」との見方を示した。ただジェノヴァ市内の病院にマスクを寄付したことや、自宅待機中にフィットネスバイクを支給するようクラブに提案したことなども紹介。「ピッチで見せた良いプレーやプロフェッショナルな姿勢に加えて、率先した行動も見せ、すでにチームを代表する選手になりつつある」と称えた。

 最後に「サンプは彼のパフォーマンスや金銭面での条件を踏まえ、可能であるならば残留させることを検討するだろう」と分析している。

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