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10年以降のインハイ山口県代表成績_19年の西京が県勢16年ぶりの8強

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公立の西京高は19年大会でベスト8に。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2010年以降のインターハイ山口県代表校成績]

 2010年以降のインターハイ山口県代表の最高成績は、19年大会で西京高が記録したベスト8だ。公立校の西京は大雨の中で始まった四学大香川西高(香川)との初戦をDF原田廉の勝ち越しFKなどで制すと、日章学園高(宮崎)との2回戦では後半アディショナルタイムに2年生MF前田唯翔のクロスから原田廉が劇的な同点ゴール。PK戦の末に勝利して3回戦へ進出した。そして、米子北高(鳥取)との中国勢対決となった3回戦では、MF石澤海人主将やGK恒富優貴人を中心とした好守。前田のPKで先制すると、後半アディショナルタイムにも追加点を奪い、2-0で勝利した。優勝校・桐光学園高(神奈川1)との準々決勝はMF西谷嵩冴のゴールで一時同点に追いついたが、後半アディショナルタイムにPKで決勝点を奪われて1-2で敗戦。それでも、山口県勢にとって16年ぶりとなるベスト8進出を果たした。

 西京は10年、13年、16年にもインターハイに出場。MF岡田峻(元ホンダロックSC)が3年生だった10年大会は、初戦で盛岡商高(岩手)に2点差を追いつかれてPK戦で敗れた。大津高(熊本)と初戦を戦った13年大会では、FW新本晃之主将のゴールで同点に追いついたものの、PK戦で敗戦。16年大会はともに1年生のMF村重尋也(現専修大)のFKからMF木村悠人(現福岡大)が1点を奪ったが、前橋商高(群馬)に競り負けた。

 名門・高川学園高もこの10年間で4回全国大会に出場。DF田近洸貴(現びわこ成蹊スポーツ大)やDF末次章悟(現福岡大)、MF品部真完(現桃山学院大)と好選手を擁していた18年大会はベスト16。草津東高(滋賀)との初戦を2-1で制すと、2回戦でもFW鳥飼椋平(現立正大)の決勝点で北海高(北海道)を振り切った。優勝校・山梨学院高(山梨)との3回戦では0-2から2年生MF内田裕也(現福岡大)と品部のゴールで追いついたが、PK戦の末に敗れた。

 高川学園は14年と18年に1勝。14年大会は2年生FW梅田魁人(現テゲバジャーロ宮崎)が奪った1点をDF石田皓大主将(現テゲバジャーロ宮崎)らが守り抜いて成立学園高(東京2)に1-0で勝利。18年大会は、初戦でFW土信田悠生(現駒澤大)が決勝ヘッドを決めて市立尼崎高(兵庫)を1-0で下した。MF北村風人とFW北村海里の北村ツインズを擁した11年大会は、初戦で東海大四高(北海道2)に競り負けている。

 15年大会では初出場の山口県鴻城高が1勝。GK川島陸哉(→徳山大)や1得点2アシストのFW竹内朋也の活躍などによって札幌大谷高(北海道1)を3-1で破った。聖光高もMF栢原雄己(→京都学園大)が主将を務めた12年大会で初出場。2年生MF川元竣介がチーム初ゴールを決めたが、PK戦で創造学園高(長野2)に敗れた。

以下、10年以降のインターハイ山口県代表校成績 ※()内は出場回数

[2019年]
代表校:西京高(5)
1回戦 3-1 四学大香川西高(香川)
2回戦 1-1(PK5-4)日章学園高(宮崎)
3回戦 2-0 米子北高(鳥取)
準々決勝 1-2 桐光学園高(神奈川1)

[2018年]
代表校:高川学園高(22)
1回戦 2-1 草津東高(滋賀)
2回戦 3-2 北海高(北海道2)
3回戦 2-2(PK0-3)山梨学院高(山梨)

[2017年]
代表校:高川学園高(21)
1回戦 1-0 市立尼崎高(兵庫)
2回戦 0-2 尚志高(福島)

[2016年]
代表校:西京高(4)
1回戦 1-2 前橋商高(群馬)

[2015年]
代表校:山口県鴻城高(初)
1回戦 3-1 札幌大谷高(北海道1)
2回戦 0-3 星稜高(石川)

[2014年]
代表校:高川学園高(20)
1回戦 1-0 成立学園高(東京2)
2回戦 0-2 鹿児島実高(鹿児島)

[2013年]
代表校:西京高(3)
1回戦 1-1(PK3-5)大津高(熊本)

[2012年]
代表校:聖光高(初)
1回戦 1-1(PK3-4)創造学園高(長野2)

[2011年]
代表校:高川学園高(19)
1回戦 1-2 東海大四高(北海道2)

[2010年]
代表校:西京高(2)
1回戦 2-2(PK4-5)盛岡商高(岩手)

18年大会の高川学園高はベスト16に。(写真協力=高校サッカー年鑑)


※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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