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Jリーグ、三菱UFJ銀行&商工中金と“融資枠”契約「リスク対応のバックアップラインが確保できた」

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村井満チェアマン

 Jリーグは5日、第3回臨時理事会を開催し、商工組合中央金庫との間で結んだ新たなコミットメントライン契約を承認した。今年4月28日には三菱UFJ銀行との間で結んだ契約についても同様の理事会決議を行っていたといい、新型コロナウイルス禍における緊急時の財政バックアップ体制がより強固となった。

 コミットメントラインは期間や金額の条件を金融機関とあらかじめ定めておき、その範囲内で随時借り入れができるという制度。条件設定の際に厳しい審査が行われる一方、融資のたびに審査を受ける必要がないため、確約された資金を迅速に調達することができるとされる。

 Jリーグ側は「融資の実行を要請しているものではなく、リスク対応のための融資枠の設定にとどまります」と説明しており、実際の融資は有事の際に行う方針だ。Jリーグは今年度、財政難が想定される各クラブに対し、配分金の前倒しやリーグ戦安定開催融資の特例措置を準備。これらの安定的運用も視野に入れ、2つの融資枠設定で長期的な財政基盤が整った。

 村井満チェアマンは「このたび、商工中金様との間で、Jクラブへの機動的な資金融資枠の設定に合意いただいたことを大変ありがたく思っております。また、先般一早くご支援を申し出ていただいた三菱UFJ銀行様との資金融資枠の設定を合わせみると、Jリーグ本体のみならず、Jクラブにおいても一定程度のリスク対応のためのバックアップラインが確保できたと考えており、改めて両金融機関様へ多大なる感謝を申し上げます」とコメントしている。

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