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コロナ感染のガッビアディーニ「僕は元気だったが、故郷の悲劇は目に焼き付いたまま」

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 サンプドリアに所属する元イタリア代表FWマノーロ・ガッビアディーニが4日、クラブ公式メディアのインタビューに応じ、今シーズンの戦いや新型コロナウイルス(Covid-19)について語った。

 日本代表DF吉田麻也も所属するサンプドリアでは、3月に選手7名およびチームドクターの新型コロナウイルス感染が発覚。ガッビアディーニもその1人で、自身は軽症で済んだが、元イタリア代表FWの故郷ベルガモは感染の中心地となり多くの犠牲者が出た。

「まだベルガモに住んでいる両親の言葉や話は、僕の心に響いた。僕自身もCovid-19に感染したが、僕は元気だった。しかし全員が僕と同じことを言えるわけではない。いくつもの棺が軍人によって運ばれていく様子を映した映像は、今も僕の目に焼き付いている。あれは悲劇的な光景だった」

「僕が知るベルガモの人たちは力強く、きっとこの時期を乗り越えられるはずだ。すでに最悪の状況を脱していることを願っている」

 続いてサンプドリアFWは、20日から再開するセリエAについて言及。16位のサンプドリアは降格圏のレッチェとわずか1ポイント差で厳しい残留争いを勝ち抜かなければならない。ガッビアディーニは過密日程を不安視しつつ、意気込みを語った。

「3日ごとに試合をするなんて、ほぼ別のスポーツになってしまうのではないか。常に移動でほとんど練習ができず、体力を回復することが重要になる。そのための準備も行っている。シーズン終盤に向けて準備を整えるために全力を尽くしている」

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