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00~09年のインハイと愛媛県代表成績_松山工が県勢15年ぶりの8強、済美は創部3年目で16強

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MF松下佳貴(現仙台)は松山工高1年時からインターハイに出場。(写真は11年インターハイ、写真協力=高校サッカー年鑑)

[2000~2009年のインターハイ愛媛県代表校成績]

 2000~2009年のインターハイ愛媛県代表は10校中8校が初戦敗退に。だが、04年大会で済美高がベスト16、05年大会では松山工高がベスト8へ食い込んでいる。谷謙吾監督(現今治東中等教育学校)率いる松山工は90年の南宇和高以来となるベスト8だった。松山工は伏見工高(京都)との初戦を1-0で勝利。DF中野圭(現今治)やDF東岡拓也(→京都産業大)を中心に相手の攻撃を封じ、後半終了間際にFW児玉剛が決勝点となるPKを決めた。2回戦もMF千崎智也の挙げた1点を守って東北高(宮城)に1-0で勝利。3回戦では交代出場MF佐藤文和のゴールで追いつき、PK戦で韮崎高(山梨)を破った。準々決勝で桐蔭学園高(神奈川2)に敗れたものの、同校の最高成績を38年ぶりに塗り替えた。

 04年大会の済美は創部3年目だったが、DF西原誉志主将(元岡山)やMF渡邊一仁(現愛媛)、FW堀川恭平(元千葉)が先発に名を連ねていたチーム。FW小笠原宏樹(→近畿大)のゴールなどで富山一高(富山)を下すと、2回戦でも堀川の先制ゴールなどで室蘭大谷高(北海道1)を撃破。優勝校の国見に敗れたが、前線からの激しいチェックと堀川のゴールなどで王者を苦しめている。

 松山工は02、08、09年大会にも出場。02年大会は2年生FW家森大輔(→立命館大)のゴールなどで一時逆転したが、開催県代表の境高(茨城2)にPK戦で敗れた。FW山崎功貴(→愛知学院大)をや1年生MF松下佳貴(現仙台)を擁した09年、また08年も初戦で敗れている。済美も03年と07年大会に出場している。初出場した03年大会は1、2年生のみで全国大会に出場したが、東邦高(愛知1)に1-3で敗戦。07年大会はFW篠永諒(→立命館大)が2得点を決めたが、日章学園高(宮崎)に撃ち負けている。

 今治東高(現今治東中等教育学校)が00年と01年に連続出場。00年大会はFW今井伸主将が同点ゴールを決めたが、常磐高(群馬)に2-5で敗れ、01年大会もFW越智一光が同点ゴールを決めたものの、鹿児島実高(鹿児島)に1-5で敗れている。松山北高はMF市川俊治朗(→同志社大)が主将を務めた06年大会で初出場。序盤の2失点を取り戻すべく戦ったが、0-2で岐阜工高(岐阜)に敗れている。

以下、00~09年のインターハイ愛媛県代表校成績 ※()内は出場回数

[2009年]
代表校:松山工高(7)
1回戦 1-5 桐蔭学園高(神奈川1)

[2008年]
代表校:松山工高(6)
1回戦 1-3 羽黒高(山形)

[2007年]
代表校:済美高(3)
1回戦 2-4 日章学園高(宮崎)

[2006年]
代表校:松山北高(初)
2回戦 0-2 岐阜工高(岐阜)

[2005年]
代表校:松山工高(5)
1回戦 1-0 伏見工高(京都)
2回戦 1-0 東北高(宮城)
3回戦 1-1(PK8-7)韮崎高(山梨)
準々決勝 0-2 桐蔭学園高(神奈川2)

[2004年]
代表校:済美高(2)
1回戦 3-1 富山一高(富山)
2回戦 3-1 室蘭大谷高(北海道1)
3回戦 1-2 国見高(長崎)

[2003年]
代表校:済美高(初)
1回戦 1-3 東邦高(愛知1)

[2002年]
代表校:松山工高(4)
1回戦 2-2(PK4-5)境高(茨城2)

[2001年]
代表校:今治東高(3)
1回戦 1-5 鹿児島実高(鹿児島)

[2000年]
代表校:今治東高(2)
1回戦 2-5 常磐高(群馬)

※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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