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アミアン&トゥールーズは一転残留か! 仏国務院、リーグ機構に“降格停止”求める判断

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 フランス国務院は9日、2019-20シーズンの途中打ち切りを行ったリーグ・アンを統括するフランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)に対し、2チームの降格措置を一時停止し、再検討するよう求めた。降格圏で終わったアミアントゥールーズが残留し、来季は22チームで行われる可能性も出てきた。

 LFPは4月30日、政府が8月までスポーツ競技会の開催を制限したのを受け、各チーム10〜11試合を残して早期終了を決定。1試合あたりの勝ち点で順位を決定し、パリSGが3連覇を達成した。

 一方、欧州カップ戦圏外に終わったリヨン、降格が決まったアミアンとトゥールーズは損害賠償などを求める訴えを提起した。当初、訴訟はパリ行政裁判所に係属していたが、5月下旬に棄却。それでも同裁判所は、最高行政裁判所にあたる国務院に異議申し立てを行うよう求め、今回の係争に至っていた。

 国務院は判決文で「リーグ・アンは18〜20クラブで提供するものと合意されており、事前合意の修正なしには2クラブの残留は不可能だと推論する」としながらも、「降格の決定はクラブの利益に深刻かつ即座に害を及ぼす可能性があり、スタッフと採用方針をマネジメントする必要がある」と指摘。「公共の利益もこの損害を相殺しえない」と断じた。

 その上で「LFPの理事会が19位と20位になった2つのクラブをリーグ・ドゥに降格するという2020年4月30日の決定は執行を一時停止する必要がある。リーグ・アンの順位による決定の一時停止はLFPがフランスサッカー連盟(FFF)と連携し、2019-20シーズンの形式を再検討することを意味する」としている。またLFPは6月30日までに再検討を行うよう求められている。

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