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トッティ氏、代理人業をスタート…担当選手第1号はインテル所属の16歳“新トナーリ”

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 元イタリア代表のフランチェスコ・トッティ氏が代理人としての一歩を踏み出した。11日、『Goal』の取材により明らかになった。

 1989年にローマの下部組織に入団して以降、キャリアを通じてローマ一筋でプレーしてきたトッティ氏。2017年の引退後も幹部としてクラブに貢献してきたが、首脳陣らとの衝突もあり、昨夏に慣れ親しんだ環境を離れた。その後、自身の会社「CT10マネージメント」を設立。2020年は選手や監督の代理人として新たなキャリアを踏み出すのではないかと注目されてきた。

 そんな中、トッティ氏が代理人キャリアで初めてとなるサッカー選手との契約を結んだことが明らかになった。トッティ氏が担当する選手の第1号は、インテルの下部組織に所属する16歳のMFシモーネ・ボナヴィータ。選手は11日にインスタグラムを更新すると、トッティ氏との写真を添えて契約を報告している。

ボナヴィータは2004年生まれの若きMFで、年代別イタリア代表経験もある。今夏の移籍市場を賑わせている“ネクスト・ピルロ”ことブレシアMFサンドロ・トナーリと比較されることも多く、期待の逸材として知られる。『ガゼッタ・デロ・スポルト』によれば、PKやFKのキッカーを務めるほか、堂々としたプレーで実際の年齢よりも大人びて見えるとされる。

2015年には、交通事故でサッカー選手だった兄弟を亡くしており、プロ選手になるという共通の夢の実現へ向けて、亡き兄弟の分まで一層の努力をしてきた。代理人トッティ氏が担当する“新トナーリ”ことボナヴィータの今後の動向は注目されるところだ。
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