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トランプ大統領「もう見ない!」“国歌不起立”認めたサッカー界に抗議

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ロシアW杯前、大会公式ボールを手にするドナルド・トランプ大統領

 アメリカのドナルド・トランプ大統領は現地時間13日、自身の公式ツイッター(@realDonaldTrump)でアメリカサッカー連盟が国歌演奏時の起立を義務付けない方針に抗議を示した共和党議員のニュースを引用し、「もうこれ以上は見ない!」と宣言した。サッカー界への抗議を示したものとみられる。

 トランプ大統領は昨年夏の女子ワールドカップでも、優勝したとしてもホワイトハウス訪問を拒否するという意向を示していたMFミーガン・ラピノーと対立。大会中にツイッターで「アメリカチーム、そして女子サッカーの大ファンだが、ミーガンは喋る前にまず勝つべきだ。仕事を終わらせろ!」と名指しで批判していた。

 アメリカサッカー連盟は11日、国歌演奏中の起立を要求することを定めた連盟規約の廃止を決定。国内外で黒人差別への反対運動が盛り上がりを見せる中、2016年にNFL選手コリン・キャパニックが行った片膝をつくパフォーマンスがサッカー界にも広がっており、こうしたアクションを後押しした。

 またアメリカ・メジャー・リーグサッカー(MLS)も今月10日、国歌に関する声明を発表。ディズニー・ワールド・リゾートで開催されるトーナメント形式での再開を前に「アメリカとカナダの特徴である言論の自由の理念と平和的な抗議の権利をサポートする」とし、国歌演奏中は「立ったり、ひざまずいたり、平和的な抗議の権利を行使する」ことを支持していた。

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