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小さな本拠地で戦うレアルが3発白星リスタート! エイバル乾貴士は終盤に途中出場

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MFトニ・クロースの先制点を祝福

[6.14 リーガ・エスパニョーラ第28節 R・マドリー3-1エイバル]

 リーガ・エスパニョーラは14日、再開初戦となる第28節を行い、レアル・マドリーがMF乾貴士所属のエイバルを3-1で破った。首位のバルセロナとは再び勝ち点2差。ベンチスタートの乾は後半32分から途中出場したが、残留争いを優位に運ぶ勝利は届けられなかった。

 R・マドリーは3月8日に行われた第27節ベティス戦(●1-2)以来3か月ぶりの公式戦。負傷から復帰したFWエデン・アザールが左ウイングで先発し、FWカリム・ベンゼマ、FWロドリゴ・ゴエスと3トップを構成した。今季はホームのサンチャゴ・ベルナベウが改修工事に入っているため、普段はカスティージャが使う収容人数6000人規模のエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノを使用した。

 前半3分、R・マドリーが早くもスコアを動かした。左サイドで浮き球のスルーパスを受けたFWカリム・ベンゼマは相手ディフェンスに阻まれたが、クリアボールを待っていたMFトニ・クロースがダイレクトのままインサイドキック。このトリッキーなシュートがGKの届かないゴール右上隅に吸い込まれ、貴重な先制点が入った。

 エイバルは前半14分、MFパブロ・デ・ブラシスのふわりとした横パスからFWキケ・ガルシアが右足ハーフボレーで狙ったが、DFダニエル・カルバハルにギリギリでカバーされる。すると30分、R・マドリーはベンゼマのスルーパスがアザールに通り、横パスに反応したのはフリーで攻め上がっていたDFセルヒオ・ラモス。これを落ち着いて決め、追加点を奪った。

 R・マドリーは前半36分、アザールがベンゼマとのワンツーで右サイドを切り裂くと、シュートはGKマルコ・ドミトロビッチに阻まれたが、こぼれ球を拾ったDFマルセロが左足を一閃。強烈な低空シュートがゴール左隅に突き刺さり、前半のうちに3点のリードを確保した。エイバルは攻撃の形をつくれないまま前半を終えた。

 R・マドリーは後半、カルバハルを下げてDFフェルラン・メンディを起用。立ち上がりの4分、レアルGKティボー・クルトワのキックがデ・ブラシスに当たり、エイバルにビッグチャンスが訪れる。だが、このボールをMFエドゥ・エスポージトが狙ったが、ゴール右隅を狙ったボールはクルトワがセーブし、自らのミスで招いたピンチをしっかりと回収した。

 さらに後半12分にも、エスポジトのミドルシュートがゴール左上隅を鋭く襲ったが、これもクルトワが大きな身体を伸ばしてセーブ。なかなか守護神の牙城を崩せないエイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は3枚替えを敢行し、DFペドロ・ビガス、MFペドロ・レオン、FWセルジ・エンリクを一気に投入した。

 すると後半15分、エイバルの交代策がラッキーな形で的中する。P・レオンのコーナーキックに反応したデ・ブラシスが右足を振り抜くと、MFカゼミーロと交錯したボールがP・ビガスに当たってゴール方向へ。軌道が変わったボールをクルトワが収めきれず、股下を通ったボールはそのままゴールラインを越えた。

 1点を返されたR・マドリーは直後の後半16分、こちらも3枚替えを敢行。ラモス、アザール、ロドリゴを一気に下げ、DFエデル・ミリトン、FWビニシウス・ジュニオール、FWガレス・ベイルを投入した。一方のエイバルは33分、ようやく乾を投入。中断前の3月10日に行われた第24節延期分のソシエダ戦(○)以来3か月ぶりの出場で左サイドハーフの位置に入った。

 乾は後半38分、左サイドのドリブル突破から左足でクロスを送ったが、タイミングよく飛び出したクルトワが横っ飛びでセーブ。その後もアーリークロスで見せ場をつくったが、R・マドリーの守備陣を崩せないまま試合が終わった。降格圏との勝ち点差は依然として2のままとなっている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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