Jリーグは16日、第9回臨時実行委員会を開催した。終了後、定例の報道陣向けオンラインブリーフィングには日本プロサッカー選手会会長を務めるMF高橋秀人(サガン鳥栖)も自ら志願し参加。公式戦再開に尽力したリーグに感謝を語り、村井満チェアマンが「一緒に頑張りましょう!」と呼び掛ける一幕が見られた。

　高橋は「週末への準備や戦術練習を通じて、仲間とボールを蹴ること、芝生の上を走ることが気持ちの良いものだとあらためて感じている」と心境を吐露。また選手・関係者を対象とした感染拡大防止のPCR検査体制が整ったことについて「安全性を考慮していただきありがとうございます。安全性が担保している中で選手は一生懸命に走っていきたい」と述べた。

　質疑応答では「Jリーグからは労使という関係だけでなくパートナーということを言っていただけている」とリーグに感謝し、「Jリーグのサポーター、クラブと痛みを分かち合う部分が必要なので、協力や貢献の仕方をもっと選手ができるんじゃないか、クラブに対して何かできるんじゃないか、Jリーグに対して何かできるんじゃないかと考えていく」と決意も語った。

　村井チェアマンは「大規模な選手をまとめている秀人会長には感謝をしています。時にお互いが利害を主張して衝突しがちだが、選手側がクラブ・リーグを考えてくれることで、リーグも選手を考えるという気運ができつつある。本当に感謝しています」とねぎらった。

(取材・文　竹内達也)

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