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久保建英はFKで見せ場も徹底マークに不発、再開後連敗のマジョルカは依然降格圏

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ドリブルを見せるMF久保建英

[6.16 リーガ・エスパニョーラ第29節 ビジャレアル1-0マジョルカ]

 リーガ・エスパニョーラは16日、第29節を行い、MF久保建英所属のマジョルカビジャレアルに0-1で敗れた。久保は5-4-1の右シャドーで先発し、セットプレーのキッカーとして存在感を見せたが、相手選手の激しいマークにも遭って後半途中に交代。チームも降格圏から抜け出すことはできなかった。

 新型コロナウイルスによる中断期間が明け、前節のバルセロナ戦(●0-4)で3か月ぶりの実戦復帰を果たしたマジョルカ。前節では王者相手に完敗を喫したものの、身体つきが分厚くなった久保は両チーム最多の4本のシュートを放つなど、さらにスキルアップした様子を見せつけた。この日は5-4-1のシャドーに入り、相手選手からのマークを一身に集めていた。

 この試合で最初の決定機はマジョルカ。前半8分、久保の横パスがMFアレイシ・フェバスを経由し、MFイドリス・ババがミドルレンジから狙ったが、ボールはクロスバーに弾かれた。すると16分、ビジャレアルはFWサムエル・チュクウェゼが右サイドを切り裂くと、ゴール前に斜めの強いボールを配給。これをFWカルロス・バッカが押し込んで均衡を破った。

 1点ビハインドのマジョルカは前半40分、切れ味鋭いドリブルを見せた久保が右サイドの角度がないところでFKを獲得。キッカーの久保は意表を突いたインスイングのキックで狙ったが、ボールはわずかに上へと外れた。また45分にも味方が受けたファウルから久保にFKのチャンス。ところが今後は枠内に飛ぶも、GKの正面を突いて2度のチャンスを活かせなかった。

 後半の立ち上がりはビジャレアルが立て続けにチャンスを迎えたが、マジョルカもGKマヌエル・レイナのビッグセーブで失点を回避。11分には久保がMFラゴ・ジュニオールにスルーパスを通したが、折り返しは相手ディフェンスに引っかかってしまった。さらに13分、FWクチョ・エルナンデスからのクロスに久保がゴール前に飛び込むも、うまく足が合わなかった。

 すると後半14分、久保はエースFWアンテ・ブディミルとの交代でピッチを後にした。前節のバルセロナ戦から中2日しかなく、次節には残留争いの直接対決となるレガネス戦を中2日で控えていることもあり、ビセンテ・モレノ監督による久保の負荷を軽減させようという狙いが感じられる起用となった。

 マジョルカは終盤にビッグチャンスを連発。後半41分、ブディミルが強烈な左足シュートを狙ったが、相手GKの横っ飛びに阻まれると、43分にはI・ババのミドルシュートがまたもクロスバー直撃。最後の最後まで波状攻撃をしかけたマジョルカだったが試合はこのまま終了し、今節終了時の降格圏キープが決まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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