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ユベントスGKブッフォン「中断期間が長く、感情のタンクが溢れそう」セリエA再開に歓喜

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 新型コロナウイルスによるセリエA中断が間もなくあけるタイミングで、ユベントスGKジャンルイジ・ブッフォンがリスタートに向けて胸の内を語った。

 ブッフォンは『DAZN』のインタビューに応じ、現在のマウリツィオ・サッリ体制について「サッリが本来持っている指導力をユーベで発揮するのは来季以降になると思う」と語っている。

「今シーズンは本当に特殊な1年になってしまったね。フィジカル面で安定している時期が少なかったし、監督も自分の手腕を発揮する機会を失いかけている。だからまだ本領発揮に至っていないと思うよ。おそらく僕らが本当のサッリを見ることができるのは来季からになるだろう。彼が求めるスタイルは本当に素晴らしく、それは明確に違いを生み出すものだ」

 また、ブッフォンは同僚クリスティアーノ・ロナウドについても触れ「彼がフットボール界のカンピオーネであることは明確。誰もその存在を否定できないだろう。ピッチ上での意思、凶暴さ、僕がこれまで見たことがないほど優れたメンタルを備えているプレーヤーだ。35歳であの領域に達しているというのは驚くべきことだと思う。天性の才能を授かったうえで、それを最大限に生かしているんだからすごいよ。他の選手とは一線を画している」と最大限の賛辞を贈った。

 一方でユーベと契約延長するのか、それとも異なる道を選ぶのか去就が注目されているパウロ・ディバラについては「彼のことをよく見ているよ。スタメンで出られるか、ベンチから途中出場するかのどちらかを問わず、決定的な仕事ができる名手だからね。僕らにとってパウロがチームにいるということは天の恵みのようなものだ」と語った。

 そして42歳のベテランはスクデット争いに向け、ライバルチームへの警戒心をあらわにしている。

「今季、インテルはまだまだ気が抜けないね。(アントニオ)コンテのことは昔からよく知っているし、38節が終わるまで絶対に諦めないだろう。それにラウタロ(マルティネス)と(ロメル)ルカクは素晴らしいコンビだしね。ラツィオの躍進についてはそこまで驚いていないよ。彼らの組織力は突出しているから。1-3で敗れた(昨年12月)ゲーム? そんなこともあったね。あの試合はユーベにとって不運が続いたってことさ」

「今シーズン、未曾有の事態でゲーム数が少なくなるのもやむなしの状況だった。僕は実戦から長らく遠ざかって、感情のタンクは溢れそうなほど溜まっているものがあるよ。フットボールができることに対して感謝しないといけないね」

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