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再開後3連勝のレアルが首位浮上!! PK弾のラモスが大記録樹立、ソシエダは微妙な判定に泣く

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2点目を決めたFWカリム・ベンゼマ

[6.21 リーガ・エスパニョーラ第30節 ソシエダ1-2R・マドリー]

 リーガ・エスパニョーラは21日、第30節を各地で行い、レアル・マドリーソシエダを2-1で破った。再開後3連勝でバルセロナと勝ち点で並び、直接対決の成績で上回っているため首位を奪還。先制ゴールを決めたDFセルヒオ・ラモスはディフェンダーとしてのリーグ史上最多得点記録を樹立した。

 再開後の本拠地として使用しているエスタディオ・アルフレッド・ディ・ステファノで連勝を果たし、再開3戦目で初のアウェーゲームに臨んだR・マドリー。過密日程が続く中、ジネディーヌ・ジダン監督はFWハメス・ロドリゲス、FWビニシウス・ジュニオールの2人を再開後初めて先発に抜擢した。

 前半は停滞した展開が続いて互いにスコアレスのまま終わったが、試合が動いたのは後半3分。R・マドリーはDFマルセロのスルーパスに反応したビニシウスがDFディエゴ・ジョレンテとDFアンドニ・ゴロサベルを抜いて敵陣深くでカットインを試みると、シュートモーションに入った直後に転倒。主審はゴロサベルの足がかかっていたとしてPKを宣告した。

 ソシエダの選手たちは一斉に抗議したが、VARのチェックを受けても判定は覆らず。後半5分、このPKをDFセルヒオ・ラモスがゴール右隅に決め、R・マドリーが先制に成功した。S・ラモスはリーグ通算68点目。バルセロナで活躍した元オランダ代表DFロナルド・クーマン氏の通算ゴール数を抜き、ディフェンダー史上最多記録を打ち立てた。

 ところが後半15分には殊勲のS・ラモスにアクシデント。左膝を打撲してプレーを続行できず、DFエデル・ミリトンとの交代を強いられた。その後はソシエダに主導権が移行。19分にはMFミケル・メリノとDFナチョ・モンレアルが立て続けにフリーでミドルシュートを放った。

 ソシエダは後半23分、右サイドからのパスを受けた途中出場のMFアドナン・ヤヌザイが地を這うようなミドルシュートを突き刺したが、M・メリノがオフサイドポジションでGKティボー・クルトワの視野を阻んでいたとしてオフサイドの判定。ソシエダの選手たちはまたしても猛抗議を行ったが、ソシエダの控え選手にイエローカードが出される結末となった。

 同点の危機を救われたR・マドリーは後半25分、右サイドを突破したMFフェデリコ・バルベルデがふわりとしたクロスを送ると、肩でトラップしたFWカリム・ベンゼマが華麗なターンから追加点を奪取。ソシエダの選手はハンドだったとしてみたび抗議の姿勢を見せるも、判定はまたしても覆らなかった。

 微妙な判定に苦しむソシエダは後半38分、右サイドのMFロベルト・ロペスが左足クロスをファーサイドに送り込み、FWウィリアン・ジョゼが空中戦でつぶれると、足元で収めたM・メリノが豪快に決めてようやく1点を返す。だが、その後は一方的にボールを握るも反撃はここまで。再開後1分2敗と苦しむソシエダは再開時の4位から欧州CL圏内が遠のく6位に転落した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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