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吉田麻也は先発も…ラニエリ監督は落胆「守備陣がコミュニケーション不足だった」

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DF吉田麻也はフル出場

[6.21 セリエA第25節 インテル2-1サンプドリア]

 DF吉田麻也が所属するサンプドリアは敵地でインテルと対戦し、1-2で敗戦。3月8日のベローナ戦でセリエAデビューを飾った吉田は今節も先発入りを果たし、フル出場している。

 新型コロナウイルスの影響で中断していたセリエAが再開。直前に試合出場を果たしていた吉田は今節も先発メンバーとなり、3バックの一角としてプレーした。

 しかし、相手は上位進出を目指すインテル。FWロメル・ルカクとFWラウタロ・マルティネスのセリエA屈指の2トップがサンプドリアを容赦なく襲う。前半10分には2トップのコンビネーションから、ルカクがMFクリスティアン・エリクセンとのワンツーで抜け出し、左足シュートで先制点。さらに同33分にはルカクを起点にパスがつながり、ラウタロが追加点を挙げた。

 サンプドリアも後半7分、左CKからMFモーテン・トルスビーがこぼれ球を押し込んで1点を返すが、その後攻撃は鳴りを潜めた。一方で、吉田ら守備陣は奮闘を見せ、ルカクらに対応。3失点目を許すことはなかった。

 戦力差の中で戦い抜いたサンプドリアだったが、クラウディオ・ラニエリ監督は不満を隠していない。『スカイスポーツ・イタリア』が試合後にインタビューしている。指揮官は「私たちは臆病だった。プレスが遅く、インテルの強力なスタートを助けてしまった」と落胆。「少なくとも後半は好転することができたが…。前半のパフォーマンスは理解できないが、敗戦は飲み込めた。ハーフタイム後はうまくいっていた」と語った。

 ラニエリ監督は今節で3バックを導入。しかしその決定を後悔しているようだ。「チームにマイナス影響を与えてしまった。インテルの動きは把握していたのだが、それほど臆病で、どんどん深く下がっていくとは思っていなかった」とコメント。「ディフェンダー間で十分なコミュニケーションが取れていなかった」と苦言を呈した。

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