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柴崎岳がプロ入り初の一発退場…チームは10人で死闘制して再開後初白星!

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一発レッドを受けたMF柴崎岳

[6.23 スペイン2部第35節 エルチェ0-1デポルティボ]

 スペイン2部リーグは23日、第35節を各地で行い、MF柴崎岳所属のデポルティボエルチェに1-0で勝利した。5-4-1の右シャドーで先発した柴崎は前半32分、スライディングタックルが遅れて入って一発退場。それでも10人で戦ったデポルティボは後半にカウンターから先制点を奪い、8試合ぶりの勝利となる再開後初白星を収めた。

 再開後は3試合連続で引き分けていたデポルティボ。前節のラージョ戦(△3-3)でようやく降格圏を脱出し、来季の2部リーグ残留を死守したい中、過密日程の影響で前節をベンチで過ごした柴崎は2試合ぶりの先発入りを果たした。それも本職のボランチではなく、攻撃時は5-3-2のトップ下、守備時は5-4-1の右シャドーに入った。

 それでも試合は序盤から落ち着かない展開が続き、柴崎も存在感を発揮できないまま時間が過ぎていく。すると前半32分、アクシデントが起きた。エルチェFWジョサンとの競り合いでボールを奪いに行った柴崎だが、遅れて入ったスライディングが相手の右足に直撃。足裏でのチャージではなかったが、主審にレッドカードを提示されて退場処分となった。

 柴崎にとっては中断前の2月23日に行われた第29節サラゴサ戦(●1-3)以来となるプロキャリア2度目の退場処分。サラゴサ戦はイエローカード2枚での退場だったため、一発レッドはプロ10年目で初めての屈辱となった。

 ところがチームは防戦一方の展開を我慢した後半20分、カウンターから左サイドをMFビクトル・モジェホが切り裂き、低く鋭いクロスにFWウーゴ・バジェホが反応。ワンバウンドのボールを見事にヘディングで合わせ、数的不利の中で先制に成功した。

 すると後半34分、今度はエルチェのDFテキオがバジェホに危険なタックルを行い、2枚目のイエローカードを受けて退場。10対10の同数になった後、デポルティボは自陣に深く引いて逃げ切り姿勢を明確にした。試合はそのまま終了。デポルティボは7連勝を成し遂げた2月9日のアルコルコン戦(○1-0)以来、4か月半ぶりの白星を収めた。

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