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首位リバプールのプレミアリーグ初優勝が決定! 2位マンCはチェルシーとの上位対決で敗戦

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2位のシティが敗れたため、首位リバプールの優勝が決定

[6.25 プレミアリーグ第31節 チェルシー2-1マンチェスター・シティ]

 プレミアリーグは25日、第31節を開催した。チェルシーマンチェスター・シティが対戦し、チェルシーが2ー1で勝利。この結果により、首位リバプールの優勝が決定。リーグタイトルは1989-90シーズン以来19回目の優勝となり、92-93シーズンから始まったプレミアリーグでは初優勝となった。

 2位シティが引き分け以下なら、リバプールのプレミアリーグ優勝が決定する今節。シティはスタメンを6人変更し、FWセルヒオ・アグエロが前節に負傷したため、4-3-3布陣の前線3枚はMFベルナルド・シウバ、FWラヒーム・スターリング、MFリヤド・マフレズが並んだ。

 一方、4位チェルシーは先発メンバーを前節から2人変更。MFルベン・ロフタス・チークに代えてMFロス・バークリーを、MFマテオ・コバチッチに代えてMFクリスティアン・プリシッチを起用する。4-3-3の前線3枚はMFウィリアン、FWオリビエ・ジル、プリシッチ。MFジョルジーニョがベンチスタートとなり、アンカーの位置にはMFエンゴロ・カンテが配置された。

 首位リバプールの優勝を左右する上位対決となった今節で、チェルシーとシティは慎重に試合に入る。序盤はシティがボールを保持し、チェルシーが冷静な守備でボールを跳ね返す展開。しかしチェルシーも隙を突き、反撃に出る。前半32分にはチェルシーが波状攻撃を仕掛けるが、シティGKエデルソンや守備陣によって阻まれた。

 研ぎ澄まされた攻守の応酬だが、シティの一瞬の緩みからチェルシーに先制点が生まれる。シティは前半36分、右サイドからのFKが敵陣でクリアされると、ボールは中盤のMFイルカイ・ギュンドアンとDFバンジャマン・メンディのもとへ。しかしメンディが不用意なパスをギュンドアンに出してしまい、プリシッチに一瞬でボールを奪われる。チェルシーはプリシッチが一気にカウンター。ギュンドアンとメンディを置き去りにし、GKとの1対1も右足シュートでかわし、ゴール右隅に流し込んだ。

 前半を1-0で折り返したシティは、後半10分にFKを獲得。プレー中断でB・シウバに代えてFWガブリエル・ジェズスを、MFロドリに代えてMFダビド・シルバを投入し、同点を狙う。しかし、その同点弾はプレー再開とともにシティにもたらされる。FKキッカーのMFケビン・デ・ブライネはPA手前から右足を振り抜くと、ドライブ回転のボールをゴール左隅に突き刺した。

 1-1と追いついたシティだが、引き分け以下では首位リバプールの優勝が決定。勝利がほしいシティは後半12分、デ・ブルイネのパスを受けた左サイドのマフレズがダイレクトで最前線にパスを出す。反応したスターリングは相手GKの飛び出しを確認しながらチップキックでゴールを狙うが、わずかに逸れ、ゴール左ポストを直撃した。

 シティは後半14分にメンディに代えてDFオレクサンドル・ジンチェンコを投入。しかし、流れは少しずつチェルシーに傾く。チェルシーは同16分、最後方のパスにプリシッチが反応し、再び独走。相手GKをかわし、無人のゴールに流し込むが、DFカイル・ウォーカーにゴールライン上で阻まれた。

 だが、チェルシーは後半31分に決定機を掴む。ウィリアンは右サイドのドリブル突破からPA内にボールを上げると、波状攻撃から最後は途中出場FWタミー・エイブラハムがシュートを放つも、フェルナンジーニョに阻まれる。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の介入によりフェルナンジーニョの左手ハンドが判明。PKを得たチェルシーはウィリアンが冷静にゴールを挙げ、2-1と勝ち越しに成功した。フェルナンジーニョは一発退場。シティは数的不利となった。

 試合はそのまま終了し、チェルシーが2-1で勝利。首位リバプールが7試合を残して2位シティと勝ち点23差となり、優勝が決定した。

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