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ランパードが「白人監督のほうが楽」発言に反論「彼は間違っている」

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ウェブ取材に応じるランパード監督

 チェルシーフランク・ランパード監督は、マンチェスター・シティに所属するFWラヒーム・スターリングが「プレミアリーグでは白人の監督のほうが楽な道を歩んでいる」と主張したことに反論した。『ESPN』が伝えた。

 5月25日にアメリカのミネソタ州で黒人男性が白人警察官に殺害される事件が起きたことを受け、反差別運動が世界中に広がっている。以前から人種差別問題に取り組んできたスターリングは、英サッカー界の権力ある地位を白人が占めていることに言及していた。

 元イングランド代表選手のMFスティーブン・ジェラード、MFフランク・ランパード、DFソル・キャンベル、DFアシュリー・コールらを例に挙げ、引退後の待遇の違いを指摘。ジェラードやランパードはすでにトップカテゴリで指揮官を務めている一方、キャンベルとコールはプロチームの監督を任されていないことについて、「黒人の元選手2人に対しては適切な機会が与えられていない」と訴えていた。

これに対して、イギリス国営放送『BBC』の番組『ニュースナイト』でランパードが反論している。

「実際の監督の状況を見る限り、私からすると、あまりに安易に比較してしまっているように感じる。彼は少し間違っていると感じるよ」

「というのも、個々人の監督のチャンスやキャリアパスを比較するとき、私と比較することもできるし、スティーブンと比較することもできるし、ソルと比較することもできるからだ。ちなみにソルに関しては、マクルズフィールドではすばらしい仕事をしたが、いまのサウスエンドでは苦しんでいる。監督は全員そういう困難に直面する」

「それに昨年私とともにダービーでキャリアを終えたアシュリー・コールとも比較できる。彼はいまここで(チェルシーのアカデミーの監督として)私とともにすばらしい仕事をしている。彼なら何をするにせよ成功すると思うよ」

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