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アルトゥールの“異常な”現状に不満のセティエン「雑音に影響されないことを願う」

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ユベントス行きが報じられるMFアルトゥール

 バルセロナのキケ・セティエン監督は、ユベントス行きが報じられるMFアルトゥールが置かれる立場に不満のようだ。

 2018年にバルセロナに加入したアルトゥールの今夏の去就に大きな注目が集まっている。セリエA王者のユベントスが同選手の獲得を望み、新型コロナウイルスによりリーグ戦が中断する4月から交渉が行われていた。先日には7000万ユーロ(約84億円)の移籍金で双方のクラブが合意し、移籍に頑なな姿勢を見せていた選手本人とも合意に至ったと報じられている。

 シーズン中にもかかわらず、去就に関する噂の絶えないアルトゥールの現状を受け、セティエン監督は27日のセルタ戦を前に「今起きていることは完全に異常だ。原則として、私にはまだアルトゥールがいる。他の選手と同様に彼は重要だ」と主張し、不満の言葉を続けた。

「彼は練習し、遠征にも帯同する。プレーするチャンスは十分にある。これらすべての雑音が彼に影響を与えず、彼がベストを尽くせることを願っている。このような状況下にいるいかなる選手もシーズンが終わっていないことを明確にしなければならない」

「彼が出て行くことを当然のことと考えてはいない。クラブもアルトゥールが出て行くと言ってはいない。少なくとも彼はシーズン最終節まで我々の一員だ。仮に移籍することが決まれば、私は最後まで良い印象を残すよう彼を説得するつもりだ。最も重要なことは、最後の日まで真剣に取り組むことで、彼のことを信じている」

 セティエン監督は続けて「彼には継続性が少し足りないかもしれない。他のコーチから評価されていたことを変えることは簡単ではない。ボールを保持することを指示された状態から、2タッチでのプレーに切り替えることは難しい。確かに、彼にはフィジカル面で足りないものもあるだろう。しかし、彼は正しい方向に進んでいる」とコメントした。

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