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バルセロナ、優勝に向けて痛いドロー…セルタが2度のビハインドから追いつく

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バルセロナとセルタは2-2のドロー

[6.27 リーガ・エスパニョーラ第32節 セルタ2-2バルセロナ]

 リーガ・エスパニョーラ第32節が27日に行われ、2位バルセロナはアウェーで16位セルタと2-2で引き分けた。1ポイントの上積みにとどまり、勝ち点は69。同じ68ポイントで並んでいた首位レアル・マドリーは28日、敵地でエスパニョールと対決する。

 前節まで5試合連続無失点だったバルセロナ。一方、セルタも直近7試合中6試合で無失点と、守備が安定しているチーム同士の対戦となった。

 バルセロナはボールを支配してハーフコートゲームのように進めたが、5バックと3ボランチに加え、2トップも下がって守るセルタを崩せない時間が続く。

 スコアが動いたのはセットプレーからだった。前半20分、PA手前やや左でFKを獲得すると、キッカーのFWリオネル・メッシが相手の裏をかき、直接狙わずに右前方へ浮き球のパス。それを感じていたファーのFWルイス・スアレスがヘディングで押し込み、今季12得点目を挙げた。

 しかし、バルセロナのリードは長く続かない。後半5分にセルタのカウンターからFWイアゴ・アスパスがスルーパスを通し、抜け出したMFオカイ・ヨクシュルとFWフョードル・スモロフがDFジェラール・ピケと2対1の状況となる。ヨクシュルがPA内右から冷静に折り返すと、フリーのスモロフが左足で確実に決め、1-1と試合を振り出しに戻した。

 バルセロナにとっては3月1日の第26節レアル戦(●0-2)以来、6試合ぶりの失点。また、リーガ再開後にゴールを許していない唯一のチームだったが、その記録も途切れた。

 ドローに終われば優勝が遠のく可能性がある難しいシチュエーションの中、後半22分に勝ち越しゴールが生まれる。DFネウソン・セメドが高い位置で相手に寄せてPA内右にボールが流れると、猛スピードで走り込んだメッシが中央へワンタッチパス。マークを背負っていたスアレスが反転から左足のシュートを枠の左に沈め、今季13点目で2-1とした。

 だが、試合はこれで終わらない。セルタは後半43分にPA手前左でFKのチャンスを迎えると、キッカーのアスパスが左足で壁の外側から巻いた低いシュートを放つ。GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが一歩も動けないまま、ゴール左に突き刺さった。

 再び追いつかれたバルセロナは3点目を奪えず、2-2でタイムアップ。リーガ3連覇に向けて痛い引き分けとなってしまった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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